ネ実エロゲスレまとめWiki インストール/構築メモレンタルサーバーでWikiサイトを構築する時の手順と設定メモ。 ここにあるのは、「ネ実エロゲスレまとめWiki」で実際にやった内容です。 Wikiシステム
PukiWiki Plus!を使うことにした理由は、個人的に使うのに慣れていたから。 PukiWiki Plus!にはi18n版(国際化版)とeuc-jp版があるけど、ネ実エロゲスレまとめWikiではeuc-jp版を使用。 サーバー
レビューWikiを作ったあたりから、“Wikiを作ることもあるかもしれない”と思ってライトコースからスタンダードコースに変更していた、さくらサーバーを使用。 ライトコースとスタンダードコースの大きな違いは次のようなもの。
PukiWikiはPHPで動作するので、PHPが使えないといけない。(MySQLは使わない) サーバーのOSはFreeBSD。 作業に使用したソフトさくらレンタルサーバーでのアダルトコンテンツの扱いエロゲネタを扱うので、サーバー運用業者のアダルトコンテンツの扱いはかなり重要。ある日突然、サイトが削除されるのも困る。 さくらサーバーでは、コンテンツの禁止事項は次のようになっている。(さくらのレンタルサーバ − ご利用にあたって)
エロネタについてはすでに問い合わせた人がいるようで、次の項目がガイドラインになっている。
実に2次元にやさしいサーバー インストールインストールは、2通りのやり方がある。
viが使えないなら、FTPなどでローカルに持ってきてから編集しないといけない。 サーバーにもよるけど、基本設定でもアーカイブを展開するだけで動く。 手間としてはあまり変わらないけど、“.gz.tgzならUNIX上”という単純な理由で、アーカイブファイルをサーバーに転送してから展開することにした。 まずは、FTPでサーバーのwwwディレクトリに転送。*2 tarで展開する時は、pオプションをつけるとパーミッション付きで展開されるので楽ができる。
展開すると、pukiwiki-1.4.7plus-u2-eucjp というディレクトリができるので、これを公開予定のディレクトリ名(ネ実エロゲスレまとめWikiでは「ergwiki」)に変更。 手を抜いてFFFTPで名前変更した。 設定ファイルの変更(基本設定)PukiWiki Plus!公式のインストール手順を元に、基本的な設定を編集。
管理人Webアドレス(131-132行目)
管理人パスワード(240行目)
管理人パスワードはMD5で変換した物を使うので、シェルからmd5コマンドを使って変換した。
パーミッションの変更(さくらインターネット用の設定)さくらのレンタルサーバー(スタンダード)では、PHPはCGIとして動作する。 そのため、モジュール動作を前提としている初期状態のパーミッション(ファイルのアクセス権限)では動作しない。 さくらサーバーで動作させるには、CGIとして動くようにパーミッションを変更する必要がある。 PukiWikiのアーカイブをパーミッション付き展開すると、次のようなパーミッションになっている。
このうち最低限、PHPファイルに所有者の実行権限をつけて、755または705にしないといけない。(グループに実行権がある場合は動作しないらしい) PHPファイルは複数のディレクトリにあって数も多いので、シェルスクリプトを作ってパーミッションの変更をした。
スクリプトの内容を wikisetting.sh に保存して実行権をつけたあと、./wikisetting.sh で実行。 これで、次のように変わった。PHPファイル以外のパーミッションは個人的な好み。
これで、ブラウザからアクセスした時に、ちゃんとWikiの内容が表示されるようになった。 追加設定/デザイン変更pukiwiki.ini.phpPukiWikiの全体的な設定をするpukiwiki.ini.phpで、次のような設定を追加した。
スタイルシート(CSS)PukiWiki Plus!標準のスキンと色使いは、オレンジを基調とした、やたらとハデな色使い。(PukiWiki Plus!公式サイトを参照) でも私は青が好きです。 ということで、青を基調にした色使いに変更。 ページの構成自体はそのままでもよかったので、変更するのはCSSファイルだけ。 変更するのは、skin/default.css ファイル。 試行錯誤しながら何度も変更したので、すでにどういう修正をしたのか覚えていません。 ひとまず、今見えてるようになりました。 色使いはほぼ納得できるものになったけど、一部CSSの反映がおかしい。 見出しの直後にリンクで始まる行リストを作ると、IE6では行間が詰まって表示されてしまう。(このページの、「作業に使用したソフト」「参考資料」の部分など) スタイルシートやHTMLの構造上は問題ないはずで、原因不明。Dreamweaverのデザイン画面では、ちゃんと行間が開いて表示される。 今後の課題。 あとは、本文と見出しの間が少し開きすぎてるような気もする。 ナビゲーションバーページの先頭付近にある、メニューバーの部分を変更。 初期状態の並びは―― ホーム / 編集 / 差分 / バックアップ / 添付 / リロード / 新規 / 一覧 / 単語検索 / 最終更新 / ヘルプ これを変更して―― ホーム / 新規 / 編集 / 添付 / 一覧 / 最終更新 / 差分 / バックアップ / 単語検索 / ヘルプ なるべく似た機能で集めるようにしてみた。 メニュー初期状態では、メニュー欄は出てないので、MenuBarページを作成。 ここもスタイルシートの反映が一部おかしかったりしたので、表示させながら default.css を修正。 メニューの作成に合わせて、MenuBar内にカウンターを設置。 メニューの一番下に、 T:(今日のアクセス数) Y:(昨日のアクセス数) を表示するようにした。 これは、今日100,人気100ページを作るためのもの。 今日100/人気100ページを追加カウンターの値を元に、アクセスの多い順を表示するページを作成。 今日100は、今日1日分のアクセス順。 人気100は、これまでの累計アクセス数順。 やってることは、popularプラグインを置いてるだけ。 SPAM対策Wikiは誰でも簡単に編集できるシステムなので、それだけSPAMも多い。blogでもあるコメントSPAMのほかにも、ページ作成/書換えSPAMや、ファイル添付SPAMがあったりもする。 そこで、SPAM対策を追加。 導入したのは、2chのWeb制作板「PukiWikiユーザー質問箱」スレで話題に上がっていたspam_filter。 インストールの仕方は、「美麻Wikiでシステム的に修正している点 - 美麻Wiki」を参照。 このWikiにインストールしたときは Plus! 1.4.7用パッチ済みファイルにミスがあって、手作業で設定ファイルを変更したけど、すでに修正版が公開済みなので、それを使うのが楽かも。 今は、spam_filterで次のような制限をかけている。
はじめは、ブラウザ名が不明な書き込みは全て拒否していたけど、それだと自分も書き込めなくなってしまった。 ブラウザにSleipnirを使っていて、ブラウザ情報を出さないようにしているので、それで弾かれたらしい。 セキュリティソフトによってはブラウザ情報を削るものもあるので、ちょっと影響が大きい。 ひとまず、ブラウザの判別は日本語が使われていない場合のみにした。 しばらくはこの状態で様子見。 SPAMが来るようなら、状況を見て追加対応。 作業に使用したソフト
参考資料参考資料PukiWiki Plus! 公式サイト 美麻Wikiでシステム的に修正している点 (spam_filter.php) 2ch Web制作板 PukiWikiユーザー質問箱 スレ (書籍) さくらのレンタルサーバ非公式FAQ WIKIWIKI.jp* (「よくある質問」が便利) とほほのWWW入門 (CSSの記述確認) |