名無し花妖精_neneco のバックアップ(No.1)


基本データ

名前
名無し(すごく弱い妖精で基本的にたくさんいるので。雑魚妖精と同じくらい)
出会ったひとがいろいろな呼び方をしているが、最近は(ツユクサの娘ということで)「つーこ」と呼ばれることが多い。
身長
かなり低い。人間の子供くらい。
おっぱい
ぷにぺた
種族
妖精
肩書
懐かしいあの娘
住居
畑の隅,道端など
髪型・髪色
ストレートのロング。青っぽい髪の娘が多いが、個体によっては薄青〜白っぽいものもいる。
たれ目どんぐり。
服装
上は、肩ひもなしのブラ風のものから、半透明の布が垂れ下がったデザイン。腕・肩出し。
下は、ミニのタイトスカートに、パレオ風に細長い腰布を巻いてる。
服は全般的に白。
性格
おとなしい性格。自分から攻撃を仕掛けることはまずないし、攻撃されてもたいていは逃げる。
しかし、物怖じせず、いろんなことに積極的に首を突っ込む。
能力
記憶を蓄え受け継ぐ程度の能力

その他補足



ツユクサの妖精。畑の隅や道端でツユクサが密集して咲いているところには、近くにこの妖精がいることがある。
子供のような小柄な身体に、丸っこい大きな羽が2枚生えている。羽の色は多くの場合は青。まれに白い羽を持つものもいる。
1つのツユクサの群生に、2〜6体くらいの妖精がいる。


この妖精はきわめて短命で、わずか1日程度の寿命しかない。
朝、空が明るくなる頃に生まれ、日が沈む頃には死んでしまう。
つまり、今日出会ったこの妖精は、明日にはもういない。後日、またこの妖精に出会うことがあって、それがどんなに同じような見た目だったとしても、以前会ったものとは別の個体である。


しかし、この妖精に再会したものはみな、どこか懐かしさを覚えるだろう。
それはこの妖精が、種族全体で記憶を共有しているからである。
ひとりひとりの妖精が見聞きしたことは、種族全体で共有されて、翌日に生まれる妖精に受け継がれる。その記憶は、妖精が宿る親株が1つでも生きている限り失われることはない。
そのため、数十年、数百年、あるいは数千年経っても、出会ったものと過ごしたときのことを覚えている。


受け継がれる記憶は莫大な量になると推測され、その知識の貯蔵に目をつける魔法使いもいるが、しょせんは妖精である。記憶を活用したり応用するような賢さは持っていない。この妖精にとっては、ただの思い出の蓄積に過ぎないのだ。
そして今日もまた、1日というわずかな時間を精一杯使って、思い出を集めるために飛び回る。




この妖精の身体には、さまざまな薬効があることが知られている。
傷口にこの妖精の血液を塗ると、たちまち血がとまり傷の治りが早くなる。妖精の血と羽を集めて、煎じて飲むと風邪が治る。そして妖精の肝は心臓の病にも効くという。
この妖精は日が出ている間しか生きていないため、処置は捕らえたその日のうちに行わなければならない。ただし、血と羽を煎じたものを天日で乾燥させた粉薬は保存がきく。
この妖精が怪我をした人間と出会い、自分の血液を与えて傷を治したことから、人間に薬効が知られるようになった。その後、多くの人間の手によって研究が行われ、さまざまな薬効が明らかになっている。


しかし前述した通り、この妖精は過去の記憶を種族で共有して受け継いでいる。当然、人間に研究されたこと、薬として処置されたことも覚えているだろう。
そのため、今では人里付近でこの妖精を見かけることは少なくなった。
どうしても会いたければ、恐ろしい花の妖怪がいる花畑にまで足を伸ばさなければならないだろう。




なお、普通の妖怪はこの妖精とはあまり会いたがらないようだ。
それは、あまりに短命な存在を見ることで「生きる」ということに疑念が生まれるからだという。長い時を生きる妖怪にとって、生きることそのものに疑問を持つのはつらい事なのだろう。
一方で、すでに何百年、何千年と生きている妖怪にとっては、いつでも昔と同じように接することができる相手となる。花畑の妖怪がこの花を摘み取らせないのは、きっとそんな理由なのだろう。

もとネタ補足
ツユクサは普通に道端に生える雑草ですが、食用花の一種で食べれます。食べるときは生のままか、かるく茹でて。
虫刺されには、生の茎や葉の絞り汁が有効です(↑の設定のような、傷薬効果はないですが…)。花が咲いている時期に干して乾燥させたものは、生薬として使われます。
↑の設定では、親株は長生きするような設定にしてますが、本物は一年草です(´_`;)ゞ

データ

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