第9回SS部門_えまにゃん のバックアップ差分(No.1)


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* SS本文 [#hf7cf042]
使用キャラ
涼名さん投稿の門番隊員「ビーネ」
壁|・ω・)さん投稿の洗濯係「紋代 ひらり」
ゴッドたん投稿の大怪獣「カッパラス」
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「カッパラスの刺身が食べたいわ!」
突然現れたレミリアの一言にその場にたまたま居合わせた妖精と妖怪は首をかしげた。
(ビーネちゃん、カッパラスってなに?)
(ひらりちゃんがしらないのに、あたしが知ってるわけないじゃん)
「カッパラス…それは少し前に湖に住み着いたという伝説の怪獣…」
(聞いてもいないのに、お嬢様語りだしたよ、ビーネちゃん)
(こういう時は適当に話を合わせとけって隊長がいってたよ、ひらりちゃん)
「あの…お嬢様?」
恐る恐るひらりが手を上げた。
「なに?」
「お嬢様はお刺身とか食べるんですか?」
「血以外のものでも何でも食べるわよ、栄養にはならないけど」
「そういうのはうちの美鈴隊長とかに頼んだほうが…」
ひらりは洗濯係りだし、ビーネも門番隊とはいっても見張り程度のことしか出来ない。
「美鈴と咲夜は二人で出かけているわ。いまごろキャッキャウフフ中かもしれないわね」
運の悪いことにこの館の従者では最強の二人はめったにない休みを使ってデート中らしい。
最近は門番隊も人員が増え、それなりに使えるものも育ってきている。
年中無休が売りの門番長も以前よりは休みを貰えるようになっていた。
「というわけで、お願いね」
そういってレミリアは自室に姿を消した。
「どうしよう…」
二人は頭を抱えた。
目の前にある湖に怪獣がいるなんて話は聞いたことがない。
だが命令された以上聞かないわけには行かない。
「まずはカッパラスを誘き寄せる方法を考えないと!」
「うん、他の皆にも声をかけよう!」
二人はそれぞれの詰所へと向かった。
~
ドンドコドンドコ!
~
湖のほとりに焚かれたかがり火の周りで門番隊とメイド隊が総出で謎の踊りを踊っていた。
その光景を部屋から眺めているレミリアの後ろから、
騒ぎを聞いて図書館から出てきたパチュリーが声をかけた。
「あれはレミィのしわざ?」
「ええ、退屈しのぎにその辺にいた子に無茶振りしてみたんだけど、意外と面白くなったわね」

* コメント欄 [#o864e091]
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