ラジオショックのまとめ
っぽい第七弾_五面ボス_REDMOON_SS をテンプレートにして作成
開始行:
#contents
* SS本文 [#fb4b8e00]
■[[僕○第25回]]
----
Stage5 毒電波の夜 chemical good night
~
「いよいよ神社が見えてきたわね」
「はい! パチュリー様!」
出店の並ぶ参道を越え、パチュリー達はついに神社の境内に...
「小悪魔! 迎撃!」
「了解です!」
パチュリーは咄嗟に張ったシールドがじわじわと削られてい...
(この感覚……ディスペル? でも、こんな妖精が使えるとは思...
パチュリーは頭を振り、火の魔法で妖精を撃墜する。横を見...
「まさか本命は上とはね。神社に気を取られていたら危ないと...
「はい!」
二人は並んで飛翔する。奥に進めば進むほど妖精が強くなっ...
(何? これ? さっきから、変な感覚が思考を阻害する。こ...
「パチュリー様っ! 前ですっ!!」
「えっ?」
繁雑に絡む思考から、小悪魔の声で我に帰った時には、眼前...
「パチュリー様ぁ!!」
小悪魔が庇おうとしているのがスローモーションのように見...
(しくじったわね。防御呪式なしで、耐えれればいいんだけど―...
「恋符 『マスタースパーク』!」
パチュリーの思考は、眼前から遠方までの妖精達を根こそぎ...
「随分と苦戦してるじゃないか。だが、ここからはこの魔理沙...
「さっきから変な感覚のせいでうまくスペルが使えないのよね...
そこにいたのは、魔理沙とアリスだった。アリスは人形を展...
「大丈夫よ。確かに、ここ周辺の何かによって、スペカが使い...
「そうか。それは何よりだぜ。そういえば、霊夢を見なかった...
「いえ、見てないわね。今回の参加は3組なのかしら?」
「いや、後妖夢も参加してるらしいぜ。っと、私たちもそろそ...
「そうね」
魔理沙とパチュリーも前線に戻る。それに伴い、アリスと小...
迫りくる妖精達を蹴散らしていると、前方に4つの影が見えた。
「きたわね」
4つの影の一つ、長身のメイド服を着た妖精がそう言った。
「あ、貴女は」
「知ってるのか! パチュリー!?」
「ええ。彼女は紅魔館の非常勤メイド――ブルーマル・オリエン...
「パチュリー様でしたか。しかし、誰であれここを通すわけに...
ブルーマルは冷たい目でパチュリーを見据える。パチュリー...
「丁度4対4だ。一人一体ずつ倒せばいいだろう?」
「それは私たちが楽出来ていいわね」
「えぇ! せっかくですからもっと霊夢さんの技術をみたいで...
「ん? ようやく来たのか。せっかく今回は私が異変を解決し...
魔理沙が軽口を叩きながら振り返ると、そこには霊夢と早苗...
「ここら周囲を覆う異質な何か。ここが異変を中心で間違いな...
「少しくらいはさぼってもいいんじゃないかねぇ」
妖夢と小町もそこにいた。
「そう。じゃあ、各チームが一人ずつって訳ね。私達はブルー...
「はい。わかりました。ブルーマルさん、手加減はしかねます...
パチュリー達はブルーマルと対峙する。
「じゃあ、私たちはあのワンピースのにするわ。一番楽そうだ...
「では、霊夢さん。お手並み拝見といかせて貰います」
「アンタも働くのよ」
「冗談ですよ」
そう言い、霊夢たちはワンピースの妖精――プライミッツ・フ...
「それなら私達はそこのを倒すとするぜ」
「それで、先に倒したチームが奥の黒幕の下に行くわけね。い...
魔理沙とアリスは一番近くにいた皮ジャンを着た妖精――エス...
「ならば、私たちの相手は彼女ですか」
「すぐに倒れるような興醒めは無しにしてほしいね(あたいが...
妖夢と小町は割烹着を着た妖精――オータムナル・フィートと...
対峙したそれぞれの妖精は、されどあたかもそこにいる全員...
「「「「我ら四つの季節を統べるもの!」」」」
「私は四季の春――プライミッツ・ファーマメント」
「私は四季の夏――エスティバル・クリミナル」
「私は四季の秋――オータムナル・フィート」
「私は四季の冬――ブルーマル・オリエント」
「「「「我らはこの空を守護する命を受けし者! 何人足りと...
4人の妖精は自己の紹介を終えると、各々が対峙していた相手...
~
魔理沙たちの場合
「そらそらっ! 一気に蹴散らして黒幕まで一番乗りだぜっ!...
魔理沙の速攻にして、高威力の魔法の乱打は、エスティバル...
「ふぅ。随分楽な相手だったぜ。他の妖精と比べると確かに強...
「そうね。他はまだ戦闘中みたいだし、先に行きましょう」
「そうだな。これで一番乗りだがはっ」
アリスに応え、先に進もうとした魔理沙の背中に炎の弾が被...
「おいおい。勝手に終わらすにはちと速すぎやしないか? 私...
エスティバルは火炎弾と大弾を連続して放ってくる。アリス...
「大丈夫!?」
「ああ。何とか平気だ。しかし、確かに手ごたえはあったはず...
「そう。無茶させられないわね。蓬莱、一気に薙ぎ払うわよ!」
「ホラーイ」
蓬莱人形を術式媒体とし、高密度魔力砲をエスティバルに向...
「まだだっ! まだ終わらんよ!」
「どんだけ固いのよ!?」
エスティバルはすぐさま戦線に復帰した。と、そこで魔理沙...
「ゾンビフェアリー!? ってことはまさか」
「復帰速度の速さから見て、この妖精の能力は……」
「そう。私の能力は超回復。死ぬがすぐに復活して足止めする...
その後、逃げようとしても追いつかれ、倒しても復活され、...
~
魔法使いチーム 満身創痍!
~
妖夢たちの場合
「緩急差の激しい弾幕。タイミングが合わない!」
妖夢はオータムナルと周りの妖精の織り成す低速弾と高速弾...
「小町さん! 貴方の能力で敵の懐まで潜る道を創ってくださ...
「仕方ないねぇ。あたいの声と同時に前に飛びな。1,2,3……い...
「はぁあああ!!」
距離を限界まで縮めた最短経路を突っ切り、妖夢は単身で敵...
「覚悟ッ!」
妖夢は二刀を正眼に構え、オータムナルに振り下ろしたが、...
「中々に強いわね。私の弾幕じゃ押しきれなそう」
「では、降参しますか?」
「ええ、貴女に」
「!? 何をする気ですか!?」
妖夢は咄嗟に距離をとる。しかし、オータムナルからの追撃...
「そのまま詰めればそっちの勝ちだったのに、恐れたわね」
「なっ!? しかし! 今から詰め直せば――」
とそこまで言ったところで妖夢は自分の言葉に疑問を抱く。...
「秋の心は移り気。私の能力は気分や思考を別方向へと移行さ...
オータムナルが言っていることが妖夢には理解できなかった...
その後、妖夢たちは調査目的の方に思考を向けられなくさせ...
~
冥界チーム 満身創痍!
~
霊夢たちの場合
「私の相手は貴女達ですか〜。まぁいいです。強化された私の...
プライミッツは周りの妖精と一緒に弾幕を放つ。それは確か...
「……、前の敵に比べると興醒めですね」
「だから楽な相手だって言ったじゃない」
霊夢と早苗は会話の片手間で弾幕を防ぎ、迎撃する。プライ...
「ぜぇ……ぜぇ……はぁ……はぁ……ど、どうだ、参ったか!」
「参ったかと言われても、こっちは疲弊してないし」
「一方的にそっちが攻撃して疲れているだけですよね?」
「う〜! こうなったら、私の能力を見せてやる〜!」
「何か来るわよ」
「はい。警戒ですね」
霊夢と早苗は警戒したが、特に何も起こらなかった。何か特...
「どう? これが私の能力。感情の伝播!」
「……」
「……」
どうやら、さっきの悲しさとやるせなさはプライミッツが抱...
霊夢と早苗は互いに見つめあって頷き、霊夢は陰陽玉を取り...
「さて、さっさと行くわよ。随分と時間食ったみたいだし」
「そうですね」
霊夢と早苗はされなる上空へと飛び立った。
~
パチュリー達の場合
「まさかパチュリー様とこうして相対することになるとは思い...
「そういう訳にもいかないわ。貴女達の強化についても気にな...
「……どうしてもお引きになられませんか?」
「無理よ。わかっているのでしょう?」
「そうですか。では、参ります!」
ブルーマルは周りの妖精達と組んで、多種多様な弾幕を放っ...
(連携――にしては精度が高すぎる。そもそも、妖精同士では我...
パチュリーは炎弾を立て続けに頭のアンテナに向かって放つ...
「やはりそこが弱点みたいね」
「はい。ですが、だからこそここには攻撃を入れさせません」
パチュリーのブラフに対して、ブルーマルはそれを肯定する...
小悪魔は身ぶり手ぶりで準備が整ったことを知らせる。パチ...
「さて、そろそろ終わらせるわ。サマーレッド」
魔導書から放たれた大型の火球がブルーマルの周りの妖精を...
「ブルーマルさん! 覚悟!」
「気付いているわ」
「へ?」
小悪魔は魔力を込めた掌底をブルーマルに放ったが、ブルー...
「これ以上の長期戦は無意味です。よって、これで決めます。...
ブルーマルのスペルカード宣言と同時に、周囲から一切の音...
「○○、○○○○」
ブルーマルが何かを言ったと同時に、四方八方から小弾がど...
(厄介なスペルね。音がないからどこから弾が来るのか予測で...
パチュリーはそう自身の行動を決め、防御に徹することにし...
それからしばらくの間は防戦一方だった。だが、それは突如...
「今よ! 小悪魔!」
「はい! 魔符『リトルリトルデビル』!!」
無数の蝙蝠を模した弾幕が、誘導しながらブルーマルを襲う...
「さて、利きたいことは色々あるけれど、それは後にしておく...
「はい。パチュリー様」
小悪魔は倒れたブルーマルの方に一瞬視線を配ったが、すぐ...
「パチュリー様。あの、ブルーマルさんは」
「ええ、あれは電波ね。さっきから、妙な邪魔をしてたのも同...
「電波……ですか?」
「それほどおかしな話ではないわよ。必要な所のシグナルを強...
「ふむ。そこまで気付いていたか、知識の魔女よ」
「来たわね。黒幕」
そこにいたのは全身黒尽くめの女性だった。その女性はパチ...
「そうだな。何をもって黒幕と呼ぶのかは知らんが、仮にこの...
「随分と口が軽いのね。その調子で何を企んでいるのかも聞け...
「パチュリー様。それは流石に――」
「構わんよ。私の目的はただ実験用の素体を得ることだ。つま...
アイソリュートは軽く笑いながらそういう。彼女の手に持つ...
「さて、では君達を屈服させ、実験材料にするとしようか」
「御断りね。魔理沙とかは相手がこんなだとわかったから逃げ...
「さぁ? まだ戦ってるんじゃないですか?」
「私たちが倒した時には、他の戦闘は既に終わってたでしょう...
「話し合いは済んだかね。では、始まりだ」
アイソリュートは宣言と同時に右手を軽く上げる。すると、...
「やっぱりそうだったのね。ブルーマルの周囲の妖精と同じく...
パチュリーの指摘にアイソリュートは感嘆の声を上げる。
「その通りだ。よく見ている。まぁ、自我の弱い妖精でなけれ...
アイソリュートはただ静かに右手を前に降ろす。その動作に...
(それにしても、妖精の数が多すぎる。毒電波といっても、祭...
パチュリーはそこで気付いた。異変の最初に気になった匂い...
「妖精を引き寄せる匂いを放つ何かがあるの!?」
「ほぅ。よく気付いたな。そうだ。私がこの祭を行う――素体を...
アイソリュートはアタッシュケースから一本のフラスコを取...
「いえ、さっぱりわかりませんがなんですか?」
「うむ。これはだな。薬符『全てを溶かす薬』だ」
「……ってそれのどこがスペルですか!? というより、全てを...
「ふむ。よい着眼点だ。つまりこのフラスコが「薬では溶けな...
「矛盾してるわね」
「そうだな。では、これを薬符『薬では溶けないフラスコ以外...
「パチュリー様〜。突っ込み所が満載でどうしたらいいかわか...
そう、現状の戦力比は2対102の超状況だった。更に、パチュ...
「仕方ないわね。アレをいくわよ」
「アレですね。わかりました」
パチュリーと小悪魔が横一列に並ぶ。それと同時に前方に魔...
「魔法陣を経由した三点式魔力循環炉構築完了。パチュリー様...
「魔界よりいでよ魔の者たちよ。召喚『101匹小悪魔大行進』!」
次の瞬間、魔法陣からいろんな小悪魔が総勢101匹現れ、妖精...
「それじゃあ小悪魔。向こうの指揮は任せたわよ」
「了解です! パチュリー様!」
「それじゃあ後は貴女だけね」
「そうだな。だが、それはもとよりこちらも同じことだ」
「それじゃ、いこうかしら? 火水木金土符『賢者の石』」
パチュリーの周囲に、5つの魔導石が浮かぶ。だが、すぐに金...
「ならば、こちらもこの一撃で決めよう。薬符『全てを溶かす...
アイソリュートは手に持ったフラスコを全力で投擲する。フ...
「なっ!? 馬鹿なッ!? 全てを溶かす薬だぞ!? 防ぐこ...
「決まってるじゃない」
パチュリーは言葉と同時に火と水と木の石を砕く。それによ...
「そのフラスコと同じ材質のものを作っただけよ。それは「全...
「そうか、この短期間で材質を見抜き、金と土をもって精製し...
アイソリュートが倒れたころには、小悪魔たちは既に妖精を...
「パチュリー様! これで異変は解決ですね!」
「……そのはずね」
「パチュリー様? 何か気になる事が?」
「ええ、ちょっと気になる事が――」
パチュリーの思案の邪魔をするかのように、神社の上空を花...
「小悪魔! 行くわよ!」
「えっ!? どうしたんですか急に!?」
「何かが引っ掛かるの。何もなければそれでいいのだけれど」
パチュリーは言葉に出来ない不安を抱いたまま、さらなる上...
~
go to next stage.
~
* コメント欄 [#gb6c1cde]
#comment()
終了行:
#contents
* SS本文 [#fb4b8e00]
■[[僕○第25回]]
----
Stage5 毒電波の夜 chemical good night
~
「いよいよ神社が見えてきたわね」
「はい! パチュリー様!」
出店の並ぶ参道を越え、パチュリー達はついに神社の境内に...
「小悪魔! 迎撃!」
「了解です!」
パチュリーは咄嗟に張ったシールドがじわじわと削られてい...
(この感覚……ディスペル? でも、こんな妖精が使えるとは思...
パチュリーは頭を振り、火の魔法で妖精を撃墜する。横を見...
「まさか本命は上とはね。神社に気を取られていたら危ないと...
「はい!」
二人は並んで飛翔する。奥に進めば進むほど妖精が強くなっ...
(何? これ? さっきから、変な感覚が思考を阻害する。こ...
「パチュリー様っ! 前ですっ!!」
「えっ?」
繁雑に絡む思考から、小悪魔の声で我に帰った時には、眼前...
「パチュリー様ぁ!!」
小悪魔が庇おうとしているのがスローモーションのように見...
(しくじったわね。防御呪式なしで、耐えれればいいんだけど―...
「恋符 『マスタースパーク』!」
パチュリーの思考は、眼前から遠方までの妖精達を根こそぎ...
「随分と苦戦してるじゃないか。だが、ここからはこの魔理沙...
「さっきから変な感覚のせいでうまくスペルが使えないのよね...
そこにいたのは、魔理沙とアリスだった。アリスは人形を展...
「大丈夫よ。確かに、ここ周辺の何かによって、スペカが使い...
「そうか。それは何よりだぜ。そういえば、霊夢を見なかった...
「いえ、見てないわね。今回の参加は3組なのかしら?」
「いや、後妖夢も参加してるらしいぜ。っと、私たちもそろそ...
「そうね」
魔理沙とパチュリーも前線に戻る。それに伴い、アリスと小...
迫りくる妖精達を蹴散らしていると、前方に4つの影が見えた。
「きたわね」
4つの影の一つ、長身のメイド服を着た妖精がそう言った。
「あ、貴女は」
「知ってるのか! パチュリー!?」
「ええ。彼女は紅魔館の非常勤メイド――ブルーマル・オリエン...
「パチュリー様でしたか。しかし、誰であれここを通すわけに...
ブルーマルは冷たい目でパチュリーを見据える。パチュリー...
「丁度4対4だ。一人一体ずつ倒せばいいだろう?」
「それは私たちが楽出来ていいわね」
「えぇ! せっかくですからもっと霊夢さんの技術をみたいで...
「ん? ようやく来たのか。せっかく今回は私が異変を解決し...
魔理沙が軽口を叩きながら振り返ると、そこには霊夢と早苗...
「ここら周囲を覆う異質な何か。ここが異変を中心で間違いな...
「少しくらいはさぼってもいいんじゃないかねぇ」
妖夢と小町もそこにいた。
「そう。じゃあ、各チームが一人ずつって訳ね。私達はブルー...
「はい。わかりました。ブルーマルさん、手加減はしかねます...
パチュリー達はブルーマルと対峙する。
「じゃあ、私たちはあのワンピースのにするわ。一番楽そうだ...
「では、霊夢さん。お手並み拝見といかせて貰います」
「アンタも働くのよ」
「冗談ですよ」
そう言い、霊夢たちはワンピースの妖精――プライミッツ・フ...
「それなら私達はそこのを倒すとするぜ」
「それで、先に倒したチームが奥の黒幕の下に行くわけね。い...
魔理沙とアリスは一番近くにいた皮ジャンを着た妖精――エス...
「ならば、私たちの相手は彼女ですか」
「すぐに倒れるような興醒めは無しにしてほしいね(あたいが...
妖夢と小町は割烹着を着た妖精――オータムナル・フィートと...
対峙したそれぞれの妖精は、されどあたかもそこにいる全員...
「「「「我ら四つの季節を統べるもの!」」」」
「私は四季の春――プライミッツ・ファーマメント」
「私は四季の夏――エスティバル・クリミナル」
「私は四季の秋――オータムナル・フィート」
「私は四季の冬――ブルーマル・オリエント」
「「「「我らはこの空を守護する命を受けし者! 何人足りと...
4人の妖精は自己の紹介を終えると、各々が対峙していた相手...
~
魔理沙たちの場合
「そらそらっ! 一気に蹴散らして黒幕まで一番乗りだぜっ!...
魔理沙の速攻にして、高威力の魔法の乱打は、エスティバル...
「ふぅ。随分楽な相手だったぜ。他の妖精と比べると確かに強...
「そうね。他はまだ戦闘中みたいだし、先に行きましょう」
「そうだな。これで一番乗りだがはっ」
アリスに応え、先に進もうとした魔理沙の背中に炎の弾が被...
「おいおい。勝手に終わらすにはちと速すぎやしないか? 私...
エスティバルは火炎弾と大弾を連続して放ってくる。アリス...
「大丈夫!?」
「ああ。何とか平気だ。しかし、確かに手ごたえはあったはず...
「そう。無茶させられないわね。蓬莱、一気に薙ぎ払うわよ!」
「ホラーイ」
蓬莱人形を術式媒体とし、高密度魔力砲をエスティバルに向...
「まだだっ! まだ終わらんよ!」
「どんだけ固いのよ!?」
エスティバルはすぐさま戦線に復帰した。と、そこで魔理沙...
「ゾンビフェアリー!? ってことはまさか」
「復帰速度の速さから見て、この妖精の能力は……」
「そう。私の能力は超回復。死ぬがすぐに復活して足止めする...
その後、逃げようとしても追いつかれ、倒しても復活され、...
~
魔法使いチーム 満身創痍!
~
妖夢たちの場合
「緩急差の激しい弾幕。タイミングが合わない!」
妖夢はオータムナルと周りの妖精の織り成す低速弾と高速弾...
「小町さん! 貴方の能力で敵の懐まで潜る道を創ってくださ...
「仕方ないねぇ。あたいの声と同時に前に飛びな。1,2,3……い...
「はぁあああ!!」
距離を限界まで縮めた最短経路を突っ切り、妖夢は単身で敵...
「覚悟ッ!」
妖夢は二刀を正眼に構え、オータムナルに振り下ろしたが、...
「中々に強いわね。私の弾幕じゃ押しきれなそう」
「では、降参しますか?」
「ええ、貴女に」
「!? 何をする気ですか!?」
妖夢は咄嗟に距離をとる。しかし、オータムナルからの追撃...
「そのまま詰めればそっちの勝ちだったのに、恐れたわね」
「なっ!? しかし! 今から詰め直せば――」
とそこまで言ったところで妖夢は自分の言葉に疑問を抱く。...
「秋の心は移り気。私の能力は気分や思考を別方向へと移行さ...
オータムナルが言っていることが妖夢には理解できなかった...
その後、妖夢たちは調査目的の方に思考を向けられなくさせ...
~
冥界チーム 満身創痍!
~
霊夢たちの場合
「私の相手は貴女達ですか〜。まぁいいです。強化された私の...
プライミッツは周りの妖精と一緒に弾幕を放つ。それは確か...
「……、前の敵に比べると興醒めですね」
「だから楽な相手だって言ったじゃない」
霊夢と早苗は会話の片手間で弾幕を防ぎ、迎撃する。プライ...
「ぜぇ……ぜぇ……はぁ……はぁ……ど、どうだ、参ったか!」
「参ったかと言われても、こっちは疲弊してないし」
「一方的にそっちが攻撃して疲れているだけですよね?」
「う〜! こうなったら、私の能力を見せてやる〜!」
「何か来るわよ」
「はい。警戒ですね」
霊夢と早苗は警戒したが、特に何も起こらなかった。何か特...
「どう? これが私の能力。感情の伝播!」
「……」
「……」
どうやら、さっきの悲しさとやるせなさはプライミッツが抱...
霊夢と早苗は互いに見つめあって頷き、霊夢は陰陽玉を取り...
「さて、さっさと行くわよ。随分と時間食ったみたいだし」
「そうですね」
霊夢と早苗はされなる上空へと飛び立った。
~
パチュリー達の場合
「まさかパチュリー様とこうして相対することになるとは思い...
「そういう訳にもいかないわ。貴女達の強化についても気にな...
「……どうしてもお引きになられませんか?」
「無理よ。わかっているのでしょう?」
「そうですか。では、参ります!」
ブルーマルは周りの妖精達と組んで、多種多様な弾幕を放っ...
(連携――にしては精度が高すぎる。そもそも、妖精同士では我...
パチュリーは炎弾を立て続けに頭のアンテナに向かって放つ...
「やはりそこが弱点みたいね」
「はい。ですが、だからこそここには攻撃を入れさせません」
パチュリーのブラフに対して、ブルーマルはそれを肯定する...
小悪魔は身ぶり手ぶりで準備が整ったことを知らせる。パチ...
「さて、そろそろ終わらせるわ。サマーレッド」
魔導書から放たれた大型の火球がブルーマルの周りの妖精を...
「ブルーマルさん! 覚悟!」
「気付いているわ」
「へ?」
小悪魔は魔力を込めた掌底をブルーマルに放ったが、ブルー...
「これ以上の長期戦は無意味です。よって、これで決めます。...
ブルーマルのスペルカード宣言と同時に、周囲から一切の音...
「○○、○○○○」
ブルーマルが何かを言ったと同時に、四方八方から小弾がど...
(厄介なスペルね。音がないからどこから弾が来るのか予測で...
パチュリーはそう自身の行動を決め、防御に徹することにし...
それからしばらくの間は防戦一方だった。だが、それは突如...
「今よ! 小悪魔!」
「はい! 魔符『リトルリトルデビル』!!」
無数の蝙蝠を模した弾幕が、誘導しながらブルーマルを襲う...
「さて、利きたいことは色々あるけれど、それは後にしておく...
「はい。パチュリー様」
小悪魔は倒れたブルーマルの方に一瞬視線を配ったが、すぐ...
「パチュリー様。あの、ブルーマルさんは」
「ええ、あれは電波ね。さっきから、妙な邪魔をしてたのも同...
「電波……ですか?」
「それほどおかしな話ではないわよ。必要な所のシグナルを強...
「ふむ。そこまで気付いていたか、知識の魔女よ」
「来たわね。黒幕」
そこにいたのは全身黒尽くめの女性だった。その女性はパチ...
「そうだな。何をもって黒幕と呼ぶのかは知らんが、仮にこの...
「随分と口が軽いのね。その調子で何を企んでいるのかも聞け...
「パチュリー様。それは流石に――」
「構わんよ。私の目的はただ実験用の素体を得ることだ。つま...
アイソリュートは軽く笑いながらそういう。彼女の手に持つ...
「さて、では君達を屈服させ、実験材料にするとしようか」
「御断りね。魔理沙とかは相手がこんなだとわかったから逃げ...
「さぁ? まだ戦ってるんじゃないですか?」
「私たちが倒した時には、他の戦闘は既に終わってたでしょう...
「話し合いは済んだかね。では、始まりだ」
アイソリュートは宣言と同時に右手を軽く上げる。すると、...
「やっぱりそうだったのね。ブルーマルの周囲の妖精と同じく...
パチュリーの指摘にアイソリュートは感嘆の声を上げる。
「その通りだ。よく見ている。まぁ、自我の弱い妖精でなけれ...
アイソリュートはただ静かに右手を前に降ろす。その動作に...
(それにしても、妖精の数が多すぎる。毒電波といっても、祭...
パチュリーはそこで気付いた。異変の最初に気になった匂い...
「妖精を引き寄せる匂いを放つ何かがあるの!?」
「ほぅ。よく気付いたな。そうだ。私がこの祭を行う――素体を...
アイソリュートはアタッシュケースから一本のフラスコを取...
「いえ、さっぱりわかりませんがなんですか?」
「うむ。これはだな。薬符『全てを溶かす薬』だ」
「……ってそれのどこがスペルですか!? というより、全てを...
「ふむ。よい着眼点だ。つまりこのフラスコが「薬では溶けな...
「矛盾してるわね」
「そうだな。では、これを薬符『薬では溶けないフラスコ以外...
「パチュリー様〜。突っ込み所が満載でどうしたらいいかわか...
そう、現状の戦力比は2対102の超状況だった。更に、パチュ...
「仕方ないわね。アレをいくわよ」
「アレですね。わかりました」
パチュリーと小悪魔が横一列に並ぶ。それと同時に前方に魔...
「魔法陣を経由した三点式魔力循環炉構築完了。パチュリー様...
「魔界よりいでよ魔の者たちよ。召喚『101匹小悪魔大行進』!」
次の瞬間、魔法陣からいろんな小悪魔が総勢101匹現れ、妖精...
「それじゃあ小悪魔。向こうの指揮は任せたわよ」
「了解です! パチュリー様!」
「それじゃあ後は貴女だけね」
「そうだな。だが、それはもとよりこちらも同じことだ」
「それじゃ、いこうかしら? 火水木金土符『賢者の石』」
パチュリーの周囲に、5つの魔導石が浮かぶ。だが、すぐに金...
「ならば、こちらもこの一撃で決めよう。薬符『全てを溶かす...
アイソリュートは手に持ったフラスコを全力で投擲する。フ...
「なっ!? 馬鹿なッ!? 全てを溶かす薬だぞ!? 防ぐこ...
「決まってるじゃない」
パチュリーは言葉と同時に火と水と木の石を砕く。それによ...
「そのフラスコと同じ材質のものを作っただけよ。それは「全...
「そうか、この短期間で材質を見抜き、金と土をもって精製し...
アイソリュートが倒れたころには、小悪魔たちは既に妖精を...
「パチュリー様! これで異変は解決ですね!」
「……そのはずね」
「パチュリー様? 何か気になる事が?」
「ええ、ちょっと気になる事が――」
パチュリーの思案の邪魔をするかのように、神社の上空を花...
「小悪魔! 行くわよ!」
「えっ!? どうしたんですか急に!?」
「何かが引っ掛かるの。何もなければそれでいいのだけれど」
パチュリーは言葉に出来ない不安を抱いたまま、さらなる上...
~
go to next stage.
~
* コメント欄 [#gb6c1cde]
#comment()
ページ名: