ラジオショックのまとめ
リア・フラットSS をテンプレートにして作成
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#contents
* SS本文 [#ae0d2f10]
「……蟹が食べたいわ」
「どうしたんだ急に……と言いたいところだが、蟹は確かに食べ...
「実はとあるところに美味で尚且つ大きな蟹のいる社があるっ...
「愚問だな。話の流れ的に社から蟹を奪って鍋を突くに決まっ...
魔理沙の発現に霊夢は重い腰を上げた。
「じゃあ、準備をしようかしら。魔理沙も来るのよね?」
霊夢の発現に魔理沙は首をかしげる。
「おいおい。まさか本当にそんな社があるって言うのか?」
「あるらしいわよ。紫に聞いた話だけれど萃香も頷いてたから...
「ふむ。面白そうじゃないか。準備――と言っても八卦炉と箒、...
「こっちも準備できたわ。じゃあ、行きましょうか」
霊夢と魔理沙は蟹を求め空高く跳びあがったのだった。
~
〜Stage1 蟹の亡霊〜
~
「……で、なんでこんなにも妖精や毛玉がわいてるのかしら?」
博麗アミュレットで妖精とかを蹴散らしながら霊夢がそう呟...
「ん? 妖精とかならいつもこんなもんじゃないのか?」
魔理沙は首をかしげるが、霊夢は首を振る。
「それは異変時でしょ? 別に今回は何か異変が起きてるわけ...
「じゃああれだ。実は他の妖怪とかも蟹を取りに来てるんだ。...
「そんなこと起きるわけがないでしょうが……第一、例の社の事...
「ふぅむ。だが、あえて私はその線を推し続けるぜ! その方...
「はいはい、それでいいわよ……もう。……来たわよ」
魔理沙の発言に霊夢は嘆息しながら答える。だが、前方に不...
そこに立っていたのは深紅のプレートアーマーを身に纏い、...
「お前達の中に英雄はいるか?」
少女は霊夢と魔理沙を見てそう言った。霊夢は嫌な予感がし...
「私が……英雄だぜッ!!」
「この馬鹿っ!」
霊夢は慌てて魔理沙を抑えようとしたが遅く、少女は魔理沙...
「そうか、お前は英雄か……ならば死ね」
少女は大剣を振り被り突っ込んでくる。霊夢は咄嗟に避けよ...
(さっきの発言が原因よねやっぱり。まず相手が何の妖怪かを...
霊夢はそう結論付け、魔理沙に向かって叫ぶ。
「狙ってるのは多分あんた一人だから頑張ってね」
「そりゃないぜ霊夢。まぁ、この程度私一人でも十分だがな」
「そうか、それはこちらの手間も減って十分だな」
魔理沙の発言に少女が笑う。そして大剣を魔理沙に対して振...
グォォオオォォーーーン!!!
その大剣は大気を抉り襲いかかる。
「そんな大振りの攻撃なんて当たらないぜ。さて、今度はこっ...
魔理沙は箒を巧みに操り大剣を避ける。そして、魔理沙の周...
「くっ! 中々やるようだな。だがッ!!」
少女は、被弾した個所を気にもかけず再度大剣を振り下ろす。
「さっきも言ったが、そんな大部の攻撃なんて――、なっ!?」
同じように回避した魔理沙だったが、不可視の衝撃波が魔理...
「何なんだ今のは……?」
「恐らく今のは剣の力だと思うわ」
魔理沙の疑問に霊夢が答える。
「さっき、魔理沙が避けた瞬間に剣から怨念が出ていたわ。恐...
「よくぞ気付いたな。仲間のみに戦わせ、こちら側の戦力を確...
如何にも、この剣は積愾屍氣(せきしき)。生者のもつ悔恨、...
少女は高らかにそう言う。だが、魔理沙はそれを聞いて笑う。
「おいおい、そんなこと魔理沙さんの前で言っていいのかよ?...
魔理沙は少女に対して啖呵を切る。霊夢は魔理沙が啖呵を切...
「ならばッ! この一撃を受けてみろッ!! 砕符『シザーハ...
大剣を大きく振り被り斬撃をふるう。その軌跡からは無数の...
「頭上が御留守だぜっ! 喰らいなっ! グラウンドスターダ...
上空から先ほど魔理沙が後ろ手で投げた小瓶から放たれた星...
「休む暇なんて与えてやらないぜ! マジックミサイル! そ...
さらに、体制が崩れたところを魔理沙は連撃を入れる。マジッ...
「この程度、私一人で十分だぜ!」
「くっ、ここはひとまず撤退だ」
魔理沙の勝利宣言に少女は唇をかみしめたが、振りを悟った...
「逃がすぜ」
「追うわよ」
「ん? 霊夢いたのか?」
「いたわよ。今回喧嘩売ったのは魔理沙だったから私は関わら...
霊夢は逃げていった少女を追う。魔理沙はすぐに霊夢の後を...
「なんであいつを追うんだ?」
「胡散臭いからよ。後は私の勘」
「霊夢の勘なら信じるぜ。さて、じゃあ毛玉とかを駆逐しなが...
霊夢と魔理沙は逃げて言った少女を追いかけた。
~
~
「見たことの無い場所ね」
「そうだな。大体妖怪の山の近くだとは思うんだが……」
「……で、ここは一体どこなのかしら?」
霊夢の呟きに魔理沙が答える。霊夢は続けて眼前に立つ少女...
「レテの川だ。気を付けるといい。ここの霧を一息吸えば一つ...
「そんな場所に逃げ込むあんたは何者かしら?」
「私はリア・フラット。あのお方に、英雄の足を止めよと命じ...
リアの言葉に霊夢は顔をしかめる。
「なんで私も出含まれてるのよ。私は英雄なんかじゃないわよ」
「謙遜はよせ博麗の巫女。その存在だけで十分だ」
「はぁ、面倒ね」
霊夢が諦めて、袖から護符を取り出そうとした瞬間。二人の...
「黙って聞いてれば、私だけ置いてけぼりとはどういうことだ...
「お前達二人を止めるといった。当然お前も対象だ」
「……魔理沙? まさか一人でやる気?」
「心配は不要だ。この程度の敵にやられる魔理沙さんじゃない...
「まぁいいけど……、危険だと判断したら勝手に手を出すわよ」
「そんなことは起きないだろうから、霊夢は休んでな」
「話は済んだか」
リアが大剣を構え問う。
「ああ、今からお前は私一人で倒す」
「手間が増えるな。まぁよい。真なる絶望を味わわせてやろう」
リアはそう言うと同時に大剣を振り上げ魔理沙を襲う。だが...
魔理沙の攻撃を幾重にも受けながら、リアは笑う。
「気付いているだろうが、その程度の威力の弾などこの装甲の...
「だったら、これでどうだ! 魔符『スターダストレヴァリエ...
数多の星の弾幕がリアを襲う。だが、リアはそれに対し、左...
「一撃で弾いたっ!? それに……まさか二刀流だったとはな。...
「動揺しているな? 無理もない。それと我が積愾屍氣が一本...
リアはそう言い、両手を振るう。すると、虚空からさらに二...
「――私は四刀使いだからな。まぁ、今は二本で構わんが」
そう言いリアは二本の大剣を虚空に戻す。威圧に呑まれてい...
「くそっ。さっきからなんか妙にペースを取られるぜ。だが、...
魔理沙の持つミニ八卦炉から溢れんばかりの魔力が迸り、前...
「無駄だ」
リアの放った左の積愾屍氣の斬撃によって、『マスタースパ...
「な……、そんな……馬鹿な」
魔理沙は思わず膝をついた。『マスタースパーク』が、魔理...
「私の得た絶望はこの程度のものではなかったが、まぁいい。...
「させないわよ。警醒陣!」
魔理沙の足を狙って放たれた右の積愾屍氣の斬撃を霊夢の護...
「次はお前か」
右の積愾屍氣を構え直しリアは霊夢を見る。
「そうね。本当は魔理沙が倒してくれれば早かったんだけれど...
霊夢の周囲に無数の霊気の弾が現れる。それらは緩やかに周...
「その程度! 甘いわぁ!!」
リアは幾重もの斬撃を放ち霊気の弾を打ち払っていく。その...
(つまりこれは……、そう言うことね。慢心……いえ、憎悪で一直...
「魔理沙、行くわよ」
「か、勝てるのか?」
「魔理沙らしくないわね。随分弱気じゃない」
「あいつは『マスタースパーク』を片手で弾いたんだぞ?」
「随分ショックを受けてるみたいね。まぁ、タネはあるから安...
「ああ……でも、」
「わかったわね」
「わかったぜ」
魔理沙は一応頷いたが、まだ少し凹んでいるようだった。と...
(これは少々荒療治が必要ね)
「魔理沙。前衛は任せたわ。可能な限り撹乱してくれれば、必...
「わかった。いってくるぜ」
魔理沙は箒にまたがり、飛翔する。トップスピードこそは出...
「さて、化けの皮をはがす時よ!」
霊夢はそう言い、必殺のエクスターミネーションをリアに向...
「くぁ! い、今のは……」
「ただの霊撃よ? そのスペルカードを無力化する剣に阻まれ...
霊夢の言葉にリアは目を見開く。
「き、気付いていたのか」
「どういうことなんだ霊夢!?」
二人の問いに対し、霊夢はまず魔理沙に答える。
「単純なことよ。彼女が両手に持っている剣は別々の能力を持...
さらに言うならば、彼女の言葉に偽りがないとすれば、積愾...
その一瞬、戦場に静寂の風が吹いた。
霊夢は嘆息をつく。
「全く、悪い冗談だわ。蟹が食べたいと思って外に出たら蟹に...
魔理沙は納得し、ミニ八卦炉を構える。
「私が得た恐怖の分だけ、吹き飛ばしてやるぜ! イリュージ...
「くっ! 魂緒離に気付かれるとはな! ならば私の最大の一...
「遅いわ。ネタが割れた時点でそっちに勝機はなくなってたの...
零距離――魂緒離の接触が不可能な位置――で発動した霊夢のス...
「さて、本当なら色々と問い詰めたいところだけど、こんなと...
「そうだな。この落し前は今度会ったときにでもきっちり付け...
霊夢と魔理沙はとりあえず飛んでいった。実は彼女達は社が...
~
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~
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「どうしたんだ急に……と言いたいところだが、蟹は確かに食べ...
「実はとあるところに美味で尚且つ大きな蟹のいる社があるっ...
「愚問だな。話の流れ的に社から蟹を奪って鍋を突くに決まっ...
魔理沙の発現に霊夢は重い腰を上げた。
「じゃあ、準備をしようかしら。魔理沙も来るのよね?」
霊夢の発現に魔理沙は首をかしげる。
「おいおい。まさか本当にそんな社があるって言うのか?」
「あるらしいわよ。紫に聞いた話だけれど萃香も頷いてたから...
「ふむ。面白そうじゃないか。準備――と言っても八卦炉と箒、...
「こっちも準備できたわ。じゃあ、行きましょうか」
霊夢と魔理沙は蟹を求め空高く跳びあがったのだった。
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〜Stage1 蟹の亡霊〜
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「……で、なんでこんなにも妖精や毛玉がわいてるのかしら?」
博麗アミュレットで妖精とかを蹴散らしながら霊夢がそう呟...
「ん? 妖精とかならいつもこんなもんじゃないのか?」
魔理沙は首をかしげるが、霊夢は首を振る。
「それは異変時でしょ? 別に今回は何か異変が起きてるわけ...
「じゃああれだ。実は他の妖怪とかも蟹を取りに来てるんだ。...
「そんなこと起きるわけがないでしょうが……第一、例の社の事...
「ふぅむ。だが、あえて私はその線を推し続けるぜ! その方...
「はいはい、それでいいわよ……もう。……来たわよ」
魔理沙の発言に霊夢は嘆息しながら答える。だが、前方に不...
そこに立っていたのは深紅のプレートアーマーを身に纏い、...
「お前達の中に英雄はいるか?」
少女は霊夢と魔理沙を見てそう言った。霊夢は嫌な予感がし...
「私が……英雄だぜッ!!」
「この馬鹿っ!」
霊夢は慌てて魔理沙を抑えようとしたが遅く、少女は魔理沙...
「そうか、お前は英雄か……ならば死ね」
少女は大剣を振り被り突っ込んでくる。霊夢は咄嗟に避けよ...
(さっきの発言が原因よねやっぱり。まず相手が何の妖怪かを...
霊夢はそう結論付け、魔理沙に向かって叫ぶ。
「狙ってるのは多分あんた一人だから頑張ってね」
「そりゃないぜ霊夢。まぁ、この程度私一人でも十分だがな」
「そうか、それはこちらの手間も減って十分だな」
魔理沙の発言に少女が笑う。そして大剣を魔理沙に対して振...
グォォオオォォーーーン!!!
その大剣は大気を抉り襲いかかる。
「そんな大振りの攻撃なんて当たらないぜ。さて、今度はこっ...
魔理沙は箒を巧みに操り大剣を避ける。そして、魔理沙の周...
「くっ! 中々やるようだな。だがッ!!」
少女は、被弾した個所を気にもかけず再度大剣を振り下ろす。
「さっきも言ったが、そんな大部の攻撃なんて――、なっ!?」
同じように回避した魔理沙だったが、不可視の衝撃波が魔理...
「何なんだ今のは……?」
「恐らく今のは剣の力だと思うわ」
魔理沙の疑問に霊夢が答える。
「さっき、魔理沙が避けた瞬間に剣から怨念が出ていたわ。恐...
「よくぞ気付いたな。仲間のみに戦わせ、こちら側の戦力を確...
如何にも、この剣は積愾屍氣(せきしき)。生者のもつ悔恨、...
少女は高らかにそう言う。だが、魔理沙はそれを聞いて笑う。
「おいおい、そんなこと魔理沙さんの前で言っていいのかよ?...
魔理沙は少女に対して啖呵を切る。霊夢は魔理沙が啖呵を切...
「ならばッ! この一撃を受けてみろッ!! 砕符『シザーハ...
大剣を大きく振り被り斬撃をふるう。その軌跡からは無数の...
「頭上が御留守だぜっ! 喰らいなっ! グラウンドスターダ...
上空から先ほど魔理沙が後ろ手で投げた小瓶から放たれた星...
「休む暇なんて与えてやらないぜ! マジックミサイル! そ...
さらに、体制が崩れたところを魔理沙は連撃を入れる。マジッ...
「この程度、私一人で十分だぜ!」
「くっ、ここはひとまず撤退だ」
魔理沙の勝利宣言に少女は唇をかみしめたが、振りを悟った...
「逃がすぜ」
「追うわよ」
「ん? 霊夢いたのか?」
「いたわよ。今回喧嘩売ったのは魔理沙だったから私は関わら...
霊夢は逃げていった少女を追う。魔理沙はすぐに霊夢の後を...
「なんであいつを追うんだ?」
「胡散臭いからよ。後は私の勘」
「霊夢の勘なら信じるぜ。さて、じゃあ毛玉とかを駆逐しなが...
霊夢と魔理沙は逃げて言った少女を追いかけた。
~
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「見たことの無い場所ね」
「そうだな。大体妖怪の山の近くだとは思うんだが……」
「……で、ここは一体どこなのかしら?」
霊夢の呟きに魔理沙が答える。霊夢は続けて眼前に立つ少女...
「レテの川だ。気を付けるといい。ここの霧を一息吸えば一つ...
「そんな場所に逃げ込むあんたは何者かしら?」
「私はリア・フラット。あのお方に、英雄の足を止めよと命じ...
リアの言葉に霊夢は顔をしかめる。
「なんで私も出含まれてるのよ。私は英雄なんかじゃないわよ」
「謙遜はよせ博麗の巫女。その存在だけで十分だ」
「はぁ、面倒ね」
霊夢が諦めて、袖から護符を取り出そうとした瞬間。二人の...
「黙って聞いてれば、私だけ置いてけぼりとはどういうことだ...
「お前達二人を止めるといった。当然お前も対象だ」
「……魔理沙? まさか一人でやる気?」
「心配は不要だ。この程度の敵にやられる魔理沙さんじゃない...
「まぁいいけど……、危険だと判断したら勝手に手を出すわよ」
「そんなことは起きないだろうから、霊夢は休んでな」
「話は済んだか」
リアが大剣を構え問う。
「ああ、今からお前は私一人で倒す」
「手間が増えるな。まぁよい。真なる絶望を味わわせてやろう」
リアはそう言うと同時に大剣を振り上げ魔理沙を襲う。だが...
魔理沙の攻撃を幾重にも受けながら、リアは笑う。
「気付いているだろうが、その程度の威力の弾などこの装甲の...
「だったら、これでどうだ! 魔符『スターダストレヴァリエ...
数多の星の弾幕がリアを襲う。だが、リアはそれに対し、左...
「一撃で弾いたっ!? それに……まさか二刀流だったとはな。...
「動揺しているな? 無理もない。それと我が積愾屍氣が一本...
リアはそう言い、両手を振るう。すると、虚空からさらに二...
「――私は四刀使いだからな。まぁ、今は二本で構わんが」
そう言いリアは二本の大剣を虚空に戻す。威圧に呑まれてい...
「くそっ。さっきからなんか妙にペースを取られるぜ。だが、...
魔理沙の持つミニ八卦炉から溢れんばかりの魔力が迸り、前...
「無駄だ」
リアの放った左の積愾屍氣の斬撃によって、『マスタースパ...
「な……、そんな……馬鹿な」
魔理沙は思わず膝をついた。『マスタースパーク』が、魔理...
「私の得た絶望はこの程度のものではなかったが、まぁいい。...
「させないわよ。警醒陣!」
魔理沙の足を狙って放たれた右の積愾屍氣の斬撃を霊夢の護...
「次はお前か」
右の積愾屍氣を構え直しリアは霊夢を見る。
「そうね。本当は魔理沙が倒してくれれば早かったんだけれど...
霊夢の周囲に無数の霊気の弾が現れる。それらは緩やかに周...
「その程度! 甘いわぁ!!」
リアは幾重もの斬撃を放ち霊気の弾を打ち払っていく。その...
(つまりこれは……、そう言うことね。慢心……いえ、憎悪で一直...
「魔理沙、行くわよ」
「か、勝てるのか?」
「魔理沙らしくないわね。随分弱気じゃない」
「あいつは『マスタースパーク』を片手で弾いたんだぞ?」
「随分ショックを受けてるみたいね。まぁ、タネはあるから安...
「ああ……でも、」
「わかったわね」
「わかったぜ」
魔理沙は一応頷いたが、まだ少し凹んでいるようだった。と...
(これは少々荒療治が必要ね)
「魔理沙。前衛は任せたわ。可能な限り撹乱してくれれば、必...
「わかった。いってくるぜ」
魔理沙は箒にまたがり、飛翔する。トップスピードこそは出...
「さて、化けの皮をはがす時よ!」
霊夢はそう言い、必殺のエクスターミネーションをリアに向...
「くぁ! い、今のは……」
「ただの霊撃よ? そのスペルカードを無力化する剣に阻まれ...
霊夢の言葉にリアは目を見開く。
「き、気付いていたのか」
「どういうことなんだ霊夢!?」
二人の問いに対し、霊夢はまず魔理沙に答える。
「単純なことよ。彼女が両手に持っている剣は別々の能力を持...
さらに言うならば、彼女の言葉に偽りがないとすれば、積愾...
その一瞬、戦場に静寂の風が吹いた。
霊夢は嘆息をつく。
「全く、悪い冗談だわ。蟹が食べたいと思って外に出たら蟹に...
魔理沙は納得し、ミニ八卦炉を構える。
「私が得た恐怖の分だけ、吹き飛ばしてやるぜ! イリュージ...
「くっ! 魂緒離に気付かれるとはな! ならば私の最大の一...
「遅いわ。ネタが割れた時点でそっちに勝機はなくなってたの...
零距離――魂緒離の接触が不可能な位置――で発動した霊夢のス...
「さて、本当なら色々と問い詰めたいところだけど、こんなと...
「そうだな。この落し前は今度会ったときにでもきっちり付け...
霊夢と魔理沙はとりあえず飛んでいった。実は彼女達は社が...
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