ラジオショックのまとめ
紅美瞬SS をテンプレートにして作成
開始行:
#contents
* SS本文 [#y65ff19c]
「またきたぜ。という訳でここを通してほしいわけだが」
そう言ってこの紅魔館の門にまるで知人の家に来たみたいな様...
「いえ、今日ばかりはここを通すわけにはいきません!」
その魔法使いの前に立ちはだかるのは我らが紅魔館の門番長紅...
「ん? どうしてだ? 私は霊夢と違ってお嬢様に用はないぜ...
「その図書館のパチュリーさまから通すなと言われているので...
「だったら力ずくで通してもらうだけだぜっ!」
「でしたら力ずくでお引き取り願うだけです!」
少女弾幕中
「まぁいつも通りの結果だったぜ。しかし本当にこんなのが門...
そう言って霧雨魔理沙は奥の図書館に向かっていった。私はそ...
「大丈夫ですか? 美鈴さん?」
「ああ、ありがとうございます美瞬さん。う〜ん……。相変わら...
そう言いながら弾幕ごっこで負けた直後だとは思えないほど身...
「それにしても美鈴さんはどうして手を抜かられんですか? ...
「魔理沙さんの手前ああ言いましたが、パチュリーさまは本心...
「なるほど……、そこまでは考えが至りませんでした。いらぬ配...
「いえいえ。そんなにかしこまらないでください。それより他...
~
彼女は私の表情を見てそう言った。
「流石に美鈴さんには隠し事はできないようですね。……はい。...
しかし、私は美鈴さんが門番長に相応しくないとは思いません...
そう、私こと紅美瞬(ほん めいしゅん)はかつて記憶を失っ...
「え、ええと……さすがにそこまで言われると恥ずかしいですね...
彼女は照れたように笑いながらそう言った。私はそんな彼女を...
「門番の仕事は、許可のないもの・通さないようにと厳命され...
まるでタイミングを狙ってたかのように話題にした門番隊員が...
そして、彼女が先ほど言った美鈴さんが門番長に相応しくない...
「紅美鈴。貴女にどれほどの実力があるのかは知らないわ。普...
アバターさんは冷徹なる瞳で美鈴さんを射抜きながらそう言っ...
「ちょっと待ってくださいアバターさん。私はあなたの言を否...
……ともあれば、あなたならば博麗の巫女も容易く追い返すこと...
私は毅然とした態度で彼女を正面から見る。そんな私の様子に...
「紅美瞬。貴女は人間的な考えをするのね。そうね……それなら...
「問題ありません。あなたの言う信念同士のぶつかり合いでし...
「いい度胸ね。それでは決闘は深夜零時、場所は邪魔が入らな...
「望むところです」
「ちょ、ちょっと……。何やら不吉な感じのが聞こえてたんです...
私たちの間で発生している剣呑な空気にヤバそうな何かを感じ...
「紅美鈴。すでに決闘は互いの間において受理されました。後...
アバターさんはそう言って図書館のほうに向かって行ってしま...
「全く……美瞬さんも無茶ばかりしないでください……」
「大丈夫です! 勝つことは恐らく無理でしょうが美鈴さんへ...
「いえ……、だからそうではなくて。私は別に気にしていません...
「いいえっ!! 私が気にします!! ……あっ、つい熱くなっ...
私がそう言うと、美鈴さんは諦めて「わかりました。でも無理...
さて、その後私は美鈴さんと別れてアバターさんとの決闘の対...
「う〜ん。深く考えたら私前回の手合わせのときにアバターさ...
そんな相手にどうやって勝てばいいんでしょう? もちろん私...
「困りました。すごく困りました」
「どうしたんですか? 美瞬さんがここに来るのは珍しいです...
「えっ? 小悪魔さん? っていつの間に私は図書館まで……」
考えながら歩いていたらいつの間にか図書館の前まで来ていた...
「確かアバターさんはよくここに来ていたはずですよね?」
「はい。司書の仕事を手伝いいただけているのでその間に美鈴...
「……門番が司書の仕事をして、司書が門番の仕事を手伝うのは...
私がそう言うと小悪魔さんは困ったような顔をした。
「あの人と戦うんですか? 正直に言いますが緋蜂を開放しな...
「やっぱりそうですか。とはいえ、今回は無理に勝つ必要はな...
「はい? 納得ですか? あの人と決闘なんでどうしてかと思...
「はい。実は……」
私は事の事情を小悪魔さんに説明する。小悪魔さんはしっかり...
「なるほど。事情はよくわかりました。私でよければできる限...
「はい。それで悩んでいたんです。とはいえ、私のアバターさ...
「私自身はあの人と手合わせしたことはありませんが、狙撃銃...
「ああいえっ! 銃がどんなのかはわかりますから大丈夫です...
小悪魔さんが慌てて身ぶり手ぶりで銃について説明しようとし...
「はい。それで殆ど見敵必殺という感じでしたね。気配察知や...
「五行印って……小悪魔さんのですか?」
五行印とは小悪魔さんの「五行を操る能力」によって、五行に...
「確かにそれはいい考えですが……、いいんでしょうか? 一応...
「いえ、それは構わないと思いますよ? これはあくまでも護...
「え? きゃぁぁあぁぁーー!!?」
その後、私は小悪魔さんに五行印全てを刻まれ、それが体に馴...
~
~
日は完全に没し、夜に生きる者の時間が近づくころ、湖には二...
「紅美瞬。来ましたか。予定よりも少々早いですが……始めます...
闇の中、漆黒のゴスロリ調の服を着ているアバター・ソロモン...
「構いませんよアバターさん。 そして、認めさせます」
アバターさんが構える。それに対し私も相手との間合いを測り...
「決闘ならば証人がいるんじゃないかしら?」
「レミリア様!? こんなところで何をしているんですか!?」
「レ、レミリアお嬢様!? い、いったいどうしてこのような...
突然現れたレミリアお嬢様に私もアバターさんもひどく慌てふ...
「アンタ達は主人を何だと思ってんのよ。まぁ最近は暇だから...
「そ、そうは言われましても……」
「紅美瞬。こちらは構わないわよ。それとも貴女の覚悟はこの...
「!? そんなことはありません! 私は私の信念のためにも...
私はそういうと同時に大地を蹴って前方に跳躍する。アバター...
「それを許すはずがないでしょう?」
彼女の周囲に魔法陣が複数展開され、そこから苦無弾がばら撒...
「くっ、このままでは詰められてしまう。だったら! 『五行...
自らに刻まれた五行印を起動させる。速度と反応を強化し一瞬...
「この距離なら!」
私は破山剣を鞘ごと振り被り彼女を薙ぐ。彼女は咄嗟に後方に...
ガキィン!!
「そういうことね。五行印を刻んでいたの。この程度の深度だ...
突如彼女の姿が消えうせる。それと同時に先ほどまで感じられ...
「姿を消した!? それならば先んじて『五行印 黄流』!!」
黄流の起動と同時に私は周囲に気を張り巡らせながら防御の型...
ガァン! ギィン!
私は自身に被弾する2発の弾を感知した。そしてそこに向かって...
「残念ね。そっちはブラフよ。吹き飛びなさい。ノヴァインパ...
背後からの声に反応し振り返ろうとした瞬間、爆炎を纏った掌...
「銃に撃たれた瞬間に周囲の対する意識が散漫になったわ。予...
彼女の進言を聞き私は確信した。この人は油断している。最初...
「『五行印 凄駆』『五行印 厳武』」
これで自身に刻まれたすべての五行印は解放した。ただし、私...
「そう。破山剣を使うつもりね。でもこの弾幕の中でどう出る...
彼女は複数の魔法陣と周囲の水を凍結させることによって精製...
「そんなもの、気にもしません!!」
だが、私はその弾幕の中を突っ切り彼女へと駆ける。幾重もの...
圧倒的なほどの衝撃が彼女を襲う。確実に決まったかに思えた...
「残念。外れよ」
冷酷なほどに無慈悲な声が背後から聞こえる。五行印も限定的...
「貴女自身が間合いに入ってくるのを待っていました。貴女は...
私の周囲に展開していた約1000近い結界呪具が彼女と私を包む...
「この結界の中では弾幕を精製することはできません。そして...
「なるほど。結界呪具による結界精製のスペルですか。しかし...
彼女が魔力を込めた右腕を構える。そして彼女がその腕を振り...
「隙を見せましたね! この一瞬。この一撃で決めます!! ...
私は勝利を確信した。この位置、このタイミングならば例えス...
「来たれマルバス。36の軍団を従える総裁よ。虚実入り乱れた...
~
私が拳を振りぬく直前。彼女の姿が歪んだかと思うや否や美鈴...
「えっ!?」
私は思わず拳を逸らした。放たれた衝撃が湖に被弾し濃い水の...
「貴女は甘いわね。そんなのでよく欺けると思ったものね。と...
私はその言葉にとても納得できる何かを感じた。言っているの...
「はい。ごめんなさい美鈴さん」
「ここまで行くと純真なのか単純なのかわかりませんね。とり...
「はい?」
美鈴さんがそう言うと同時にその姿がぶれ、アバターさんの姿...
~
~
後日談1 美瞬がやられた直後(アバター視点)
「ずいぶんと気にかけてるじゃない」
「それはどういった冗談ですかレミリア様」
私は後ろで見ていたレミリア様に対しそう言う。
「わざわざそんなのまで用意して用意周到じゃない」
レミリア様は私に憑いている悪魔を見て言う。悪魔フォルネウ...
「レミリア様はご存じだったんですよね?」
「ん? そこの門番のこと? それならば当然だけど?」
「何故にお認めに?」
「ただの気まぐれよ。それに門番も無駄に頼み込んでたしね」
「そうですか……。それでは私はこれで。後、メイド長が捜され...
「う〜。咲夜が……、今日は諦めるか〜」
「後、絶対に昔より減ってますよね。レミリア様のカリスマ」
私の言葉に反応しレミリア様が紅い瞳をこちらに向ける。
「この間の続きを今ここで行いたいの?」
「いえ、今日は疲れたので遠慮させてもらいます。第一ラプラ...
「よくもまぁ抜け抜けと言うわね。まぁ好きにしなさい」
「はい。それではレミリア様。良い夜を」
「退屈しないようにするわ」
そう言い、レミリア様は紅魔館に戻っていく。私は……少し話で...
紅魔館の門には紅美鈴がいた。まぁラプラスで分かっていたこ...
「こんな夜遅くまでごくろうさまですね紅美鈴。それで? 貴...
「えっ? それはもちろん両方ですけど?」
紅美鈴は「何をあたりまえなことを?」というような顔でこっ...
「紅美鈴。話があります。少し顔を貸してください。門につい...
私はそう言い紅美鈴を引っ張っていく。門番用宿舎から適当に...
「単刀直入に言いますが。紅美瞬のしつけはしっかりしてくだ...
「は、はい! 面目ありません」
「とりあえず先にいろいろ言い含めておきましたので後は貴女...
「ですがそこが彼女のいいところなんですから、そうそう強く...
「わかっています。わかっていますとも。ですから今すぐどー...
「なんだかんだで彼女のことを心配しているんですよね」
「彼女も門番として同じ職場のものですから死なれると困るだ...
「わかりました。彼女のことについては任せてください」
「頼みましたよ。紅美鈴。それでは私は外周の見回りのついで...
「はい。お願いしますね」
「貴女の甘さは門番としては向いていませんが、私はそういう...
私は紅美鈴が何か言うよりも早く外に出た。紅美瞬を回収する...
私はそう思いながら紅美瞬を回収しい向かうことにした。
~
いろいろ投げっぱなしのまま終わる。
~
~
~
fin
* コメント欄 [#ca28e913]
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「またきたぜ。という訳でここを通してほしいわけだが」
そう言ってこの紅魔館の門にまるで知人の家に来たみたいな様...
「いえ、今日ばかりはここを通すわけにはいきません!」
その魔法使いの前に立ちはだかるのは我らが紅魔館の門番長紅...
「ん? どうしてだ? 私は霊夢と違ってお嬢様に用はないぜ...
「その図書館のパチュリーさまから通すなと言われているので...
「だったら力ずくで通してもらうだけだぜっ!」
「でしたら力ずくでお引き取り願うだけです!」
少女弾幕中
「まぁいつも通りの結果だったぜ。しかし本当にこんなのが門...
そう言って霧雨魔理沙は奥の図書館に向かっていった。私はそ...
「大丈夫ですか? 美鈴さん?」
「ああ、ありがとうございます美瞬さん。う〜ん……。相変わら...
そう言いながら弾幕ごっこで負けた直後だとは思えないほど身...
「それにしても美鈴さんはどうして手を抜かられんですか? ...
「魔理沙さんの手前ああ言いましたが、パチュリーさまは本心...
「なるほど……、そこまでは考えが至りませんでした。いらぬ配...
「いえいえ。そんなにかしこまらないでください。それより他...
~
彼女は私の表情を見てそう言った。
「流石に美鈴さんには隠し事はできないようですね。……はい。...
しかし、私は美鈴さんが門番長に相応しくないとは思いません...
そう、私こと紅美瞬(ほん めいしゅん)はかつて記憶を失っ...
「え、ええと……さすがにそこまで言われると恥ずかしいですね...
彼女は照れたように笑いながらそう言った。私はそんな彼女を...
「門番の仕事は、許可のないもの・通さないようにと厳命され...
まるでタイミングを狙ってたかのように話題にした門番隊員が...
そして、彼女が先ほど言った美鈴さんが門番長に相応しくない...
「紅美鈴。貴女にどれほどの実力があるのかは知らないわ。普...
アバターさんは冷徹なる瞳で美鈴さんを射抜きながらそう言っ...
「ちょっと待ってくださいアバターさん。私はあなたの言を否...
……ともあれば、あなたならば博麗の巫女も容易く追い返すこと...
私は毅然とした態度で彼女を正面から見る。そんな私の様子に...
「紅美瞬。貴女は人間的な考えをするのね。そうね……それなら...
「問題ありません。あなたの言う信念同士のぶつかり合いでし...
「いい度胸ね。それでは決闘は深夜零時、場所は邪魔が入らな...
「望むところです」
「ちょ、ちょっと……。何やら不吉な感じのが聞こえてたんです...
私たちの間で発生している剣呑な空気にヤバそうな何かを感じ...
「紅美鈴。すでに決闘は互いの間において受理されました。後...
アバターさんはそう言って図書館のほうに向かって行ってしま...
「全く……美瞬さんも無茶ばかりしないでください……」
「大丈夫です! 勝つことは恐らく無理でしょうが美鈴さんへ...
「いえ……、だからそうではなくて。私は別に気にしていません...
「いいえっ!! 私が気にします!! ……あっ、つい熱くなっ...
私がそう言うと、美鈴さんは諦めて「わかりました。でも無理...
さて、その後私は美鈴さんと別れてアバターさんとの決闘の対...
「う〜ん。深く考えたら私前回の手合わせのときにアバターさ...
そんな相手にどうやって勝てばいいんでしょう? もちろん私...
「困りました。すごく困りました」
「どうしたんですか? 美瞬さんがここに来るのは珍しいです...
「えっ? 小悪魔さん? っていつの間に私は図書館まで……」
考えながら歩いていたらいつの間にか図書館の前まで来ていた...
「確かアバターさんはよくここに来ていたはずですよね?」
「はい。司書の仕事を手伝いいただけているのでその間に美鈴...
「……門番が司書の仕事をして、司書が門番の仕事を手伝うのは...
私がそう言うと小悪魔さんは困ったような顔をした。
「あの人と戦うんですか? 正直に言いますが緋蜂を開放しな...
「やっぱりそうですか。とはいえ、今回は無理に勝つ必要はな...
「はい? 納得ですか? あの人と決闘なんでどうしてかと思...
「はい。実は……」
私は事の事情を小悪魔さんに説明する。小悪魔さんはしっかり...
「なるほど。事情はよくわかりました。私でよければできる限...
「はい。それで悩んでいたんです。とはいえ、私のアバターさ...
「私自身はあの人と手合わせしたことはありませんが、狙撃銃...
「ああいえっ! 銃がどんなのかはわかりますから大丈夫です...
小悪魔さんが慌てて身ぶり手ぶりで銃について説明しようとし...
「はい。それで殆ど見敵必殺という感じでしたね。気配察知や...
「五行印って……小悪魔さんのですか?」
五行印とは小悪魔さんの「五行を操る能力」によって、五行に...
「確かにそれはいい考えですが……、いいんでしょうか? 一応...
「いえ、それは構わないと思いますよ? これはあくまでも護...
「え? きゃぁぁあぁぁーー!!?」
その後、私は小悪魔さんに五行印全てを刻まれ、それが体に馴...
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日は完全に没し、夜に生きる者の時間が近づくころ、湖には二...
「紅美瞬。来ましたか。予定よりも少々早いですが……始めます...
闇の中、漆黒のゴスロリ調の服を着ているアバター・ソロモン...
「構いませんよアバターさん。 そして、認めさせます」
アバターさんが構える。それに対し私も相手との間合いを測り...
「決闘ならば証人がいるんじゃないかしら?」
「レミリア様!? こんなところで何をしているんですか!?」
「レ、レミリアお嬢様!? い、いったいどうしてこのような...
突然現れたレミリアお嬢様に私もアバターさんもひどく慌てふ...
「アンタ達は主人を何だと思ってんのよ。まぁ最近は暇だから...
「そ、そうは言われましても……」
「紅美瞬。こちらは構わないわよ。それとも貴女の覚悟はこの...
「!? そんなことはありません! 私は私の信念のためにも...
私はそういうと同時に大地を蹴って前方に跳躍する。アバター...
「それを許すはずがないでしょう?」
彼女の周囲に魔法陣が複数展開され、そこから苦無弾がばら撒...
「くっ、このままでは詰められてしまう。だったら! 『五行...
自らに刻まれた五行印を起動させる。速度と反応を強化し一瞬...
「この距離なら!」
私は破山剣を鞘ごと振り被り彼女を薙ぐ。彼女は咄嗟に後方に...
ガキィン!!
「そういうことね。五行印を刻んでいたの。この程度の深度だ...
突如彼女の姿が消えうせる。それと同時に先ほどまで感じられ...
「姿を消した!? それならば先んじて『五行印 黄流』!!」
黄流の起動と同時に私は周囲に気を張り巡らせながら防御の型...
ガァン! ギィン!
私は自身に被弾する2発の弾を感知した。そしてそこに向かって...
「残念ね。そっちはブラフよ。吹き飛びなさい。ノヴァインパ...
背後からの声に反応し振り返ろうとした瞬間、爆炎を纏った掌...
「銃に撃たれた瞬間に周囲の対する意識が散漫になったわ。予...
彼女の進言を聞き私は確信した。この人は油断している。最初...
「『五行印 凄駆』『五行印 厳武』」
これで自身に刻まれたすべての五行印は解放した。ただし、私...
「そう。破山剣を使うつもりね。でもこの弾幕の中でどう出る...
彼女は複数の魔法陣と周囲の水を凍結させることによって精製...
「そんなもの、気にもしません!!」
だが、私はその弾幕の中を突っ切り彼女へと駆ける。幾重もの...
圧倒的なほどの衝撃が彼女を襲う。確実に決まったかに思えた...
「残念。外れよ」
冷酷なほどに無慈悲な声が背後から聞こえる。五行印も限定的...
「貴女自身が間合いに入ってくるのを待っていました。貴女は...
私の周囲に展開していた約1000近い結界呪具が彼女と私を包む...
「この結界の中では弾幕を精製することはできません。そして...
「なるほど。結界呪具による結界精製のスペルですか。しかし...
彼女が魔力を込めた右腕を構える。そして彼女がその腕を振り...
「隙を見せましたね! この一瞬。この一撃で決めます!! ...
私は勝利を確信した。この位置、このタイミングならば例えス...
「来たれマルバス。36の軍団を従える総裁よ。虚実入り乱れた...
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私が拳を振りぬく直前。彼女の姿が歪んだかと思うや否や美鈴...
「えっ!?」
私は思わず拳を逸らした。放たれた衝撃が湖に被弾し濃い水の...
「貴女は甘いわね。そんなのでよく欺けると思ったものね。と...
私はその言葉にとても納得できる何かを感じた。言っているの...
「はい。ごめんなさい美鈴さん」
「ここまで行くと純真なのか単純なのかわかりませんね。とり...
「はい?」
美鈴さんがそう言うと同時にその姿がぶれ、アバターさんの姿...
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後日談1 美瞬がやられた直後(アバター視点)
「ずいぶんと気にかけてるじゃない」
「それはどういった冗談ですかレミリア様」
私は後ろで見ていたレミリア様に対しそう言う。
「わざわざそんなのまで用意して用意周到じゃない」
レミリア様は私に憑いている悪魔を見て言う。悪魔フォルネウ...
「レミリア様はご存じだったんですよね?」
「ん? そこの門番のこと? それならば当然だけど?」
「何故にお認めに?」
「ただの気まぐれよ。それに門番も無駄に頼み込んでたしね」
「そうですか……。それでは私はこれで。後、メイド長が捜され...
「う〜。咲夜が……、今日は諦めるか〜」
「後、絶対に昔より減ってますよね。レミリア様のカリスマ」
私の言葉に反応しレミリア様が紅い瞳をこちらに向ける。
「この間の続きを今ここで行いたいの?」
「いえ、今日は疲れたので遠慮させてもらいます。第一ラプラ...
「よくもまぁ抜け抜けと言うわね。まぁ好きにしなさい」
「はい。それではレミリア様。良い夜を」
「退屈しないようにするわ」
そう言い、レミリア様は紅魔館に戻っていく。私は……少し話で...
紅魔館の門には紅美鈴がいた。まぁラプラスで分かっていたこ...
「こんな夜遅くまでごくろうさまですね紅美鈴。それで? 貴...
「えっ? それはもちろん両方ですけど?」
紅美鈴は「何をあたりまえなことを?」というような顔でこっ...
「紅美鈴。話があります。少し顔を貸してください。門につい...
私はそう言い紅美鈴を引っ張っていく。門番用宿舎から適当に...
「単刀直入に言いますが。紅美瞬のしつけはしっかりしてくだ...
「は、はい! 面目ありません」
「とりあえず先にいろいろ言い含めておきましたので後は貴女...
「ですがそこが彼女のいいところなんですから、そうそう強く...
「わかっています。わかっていますとも。ですから今すぐどー...
「なんだかんだで彼女のことを心配しているんですよね」
「彼女も門番として同じ職場のものですから死なれると困るだ...
「わかりました。彼女のことについては任せてください」
「頼みましたよ。紅美鈴。それでは私は外周の見回りのついで...
「はい。お願いしますね」
「貴女の甘さは門番としては向いていませんが、私はそういう...
私は紅美鈴が何か言うよりも早く外に出た。紅美瞬を回収する...
私はそう思いながら紅美瞬を回収しい向かうことにした。
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いろいろ投げっぱなしのまま終わる。
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