ラジオショックのまとめ
名無し花妖精_壁SS をテンプレートにして作成
開始行:
#contents
* SS本文 [#jc6e8f78]
勇敢なる戦士達へ。
~
~
~
――――――――――その花は、一体何を見てきたのだろう
~
~
~
「ソレ」は、突然その姿を現す。
広い広い幻想郷の、あまり人が好んで入っていくような所では...
更に奥へ進んでいくと突如として現れる野原と呼ぶには少々狭...
そして、その小さな花畑に彼女たちは居るのだ。
~
普通の妖精のあり方というのは、特に当てもなくフワフワと飛...
しかし、彼女たちはそのあり方には当てはまらない。明確な「...
~
まるで「ソレ」を守っているかのように。
まるで「誰か」の帰りを待つかのように…。
~
~
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~
――――――――――その花は、一体何を思ったのだろう
~
~
~
~
「ソレ
は、元が一体何だったのかはよくわかっていない。わからない...
「ソレ
が、何に使われていたものなのかもあまりハッキリとしていな...
~
そして、彼女たちは何故そこに居るのか、何故「ソレ
を守り続けているのか。
…それは、彼女たちですらハッキリとはしていないのだ。
~
なぜなら、それは幻想郷の外でのお話。誰も知ることはないの...
~
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~
――――――――――その花は、一体何時からそこに咲いていたのだろう
~
~
~
~
その花は、飛び立つ彼らへの最後の贈りものだった。
~
彼らは、最愛の家族のもとへと手を振る。もしかすれば、その...
~
人々は口々にこう言うのだ、「オクニノタメダ」…と。
果たして、一体何人の人が心からそう思っていたのだろうか、...
~
飛び立つ時を今か今かと待つ彼の手の中にあるのは、夏の季節...
まるで太陽を象徴しているかのような、小柄ながらも向日葵に...
~
操縦桿を強く握り、最後に彼女の顔を見る。―――彼女は、泣いて...
~
その後の彼らを知る者はいない。それを知るのは、ただ一輪の...
~
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~
――――――――――その花は、一体何故そこに咲いていたのだろう
~
~
~
~
「ソレ」が動くことは二度と無い。しかし、
それでも彼女たちはそこを離れることはない。
…ただ、
~
「遊ばないの?」と、1人の要請が声をかける。
「いや、遠慮しておくよ」と、やんわりと断る。
~
――じゃぁ、しばらくここに居ても良い?
~
――いいよ。
~
――あなたたちは、他の場所には行かないの?
~
――うん。
~
――それは、どうして?
~
――私たちは、ここを守らなくてはいけないからね。
~
――なんで?
~
――わからない。
~
苦笑して答える。怪訝そうな顔をされてしまったが、本当にハ...
…それでも、
~
――じゃぁ、明日も来てもいい?
~
――ん、構わないよ。
~
この毎日に飽きることも、寂しさを感じることも特にない。
こうやって、これからも彼女たちはこの場を守り続ける。
~
~
~
~
――――――――――その花は、これからもそこに咲き続けているだろう
~
~
~
~
種名、テンニンギク。
季節、初夏〜夏にかけて。
花言葉、協力・団結。
~
別名、…特攻花。
~
* コメント欄 [#z2aa6cce]
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勇敢なる戦士達へ。
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――――――――――その花は、一体何を見てきたのだろう
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「ソレ」は、突然その姿を現す。
広い広い幻想郷の、あまり人が好んで入っていくような所では...
更に奥へ進んでいくと突如として現れる野原と呼ぶには少々狭...
そして、その小さな花畑に彼女たちは居るのだ。
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普通の妖精のあり方というのは、特に当てもなくフワフワと飛...
しかし、彼女たちはそのあり方には当てはまらない。明確な「...
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まるで「ソレ」を守っているかのように。
まるで「誰か」の帰りを待つかのように…。
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――――――――――その花は、一体何を思ったのだろう
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「ソレ
は、元が一体何だったのかはよくわかっていない。わからない...
「ソレ
が、何に使われていたものなのかもあまりハッキリとしていな...
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そして、彼女たちは何故そこに居るのか、何故「ソレ
を守り続けているのか。
…それは、彼女たちですらハッキリとはしていないのだ。
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なぜなら、それは幻想郷の外でのお話。誰も知ることはないの...
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――――――――――その花は、一体何時からそこに咲いていたのだろう
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その花は、飛び立つ彼らへの最後の贈りものだった。
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彼らは、最愛の家族のもとへと手を振る。もしかすれば、その...
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人々は口々にこう言うのだ、「オクニノタメダ」…と。
果たして、一体何人の人が心からそう思っていたのだろうか、...
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飛び立つ時を今か今かと待つ彼の手の中にあるのは、夏の季節...
まるで太陽を象徴しているかのような、小柄ながらも向日葵に...
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操縦桿を強く握り、最後に彼女の顔を見る。―――彼女は、泣いて...
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その後の彼らを知る者はいない。それを知るのは、ただ一輪の...
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――――――――――その花は、一体何故そこに咲いていたのだろう
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「ソレ」が動くことは二度と無い。しかし、
それでも彼女たちはそこを離れることはない。
…ただ、
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「遊ばないの?」と、1人の要請が声をかける。
「いや、遠慮しておくよ」と、やんわりと断る。
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――じゃぁ、しばらくここに居ても良い?
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――いいよ。
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――あなたたちは、他の場所には行かないの?
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――うん。
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――それは、どうして?
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――私たちは、ここを守らなくてはいけないからね。
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――なんで?
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――わからない。
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苦笑して答える。怪訝そうな顔をされてしまったが、本当にハ...
…それでも、
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――じゃぁ、明日も来てもいい?
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――ん、構わないよ。
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この毎日に飽きることも、寂しさを感じることも特にない。
こうやって、これからも彼女たちはこの場を守り続ける。
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――――――――――その花は、これからもそこに咲き続けているだろう
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種名、テンニンギク。
季節、初夏〜夏にかけて。
花言葉、協力・団結。
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別名、…特攻花。
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