Top > っぽい第八弾_ラスボス_六日_SS

っぽい第八弾_ラスボス_六日_SS の変更点


#contents
* SS本文 [#d569de8e]
■[[僕○第26回]]
----
霊夢「綺麗な花火ね、ロマンチックだわ さて、あそこが目的地かしら」
早苗「うちと比べて、いえ、霊夢さんのところと比べても……あれですね」
霊夢「そうね、初めて優越感を持ったわ」
???「随分と酷い言い草だな、勝手に上がりこんでおいて」
~
早苗「誰ですか!?」
霊夢「あんたが祭の主役ね、早速奢ってもらえるかしら?」
???「他所の神社の巫女たちか、仕方ねぇ、相手をしてやるか」
ドウコク「俺は血祭ドウコク、この神社に住んでいる」
霊夢「聞かない名前ね、本当に偉い神様なの?」
ドウコク「さぁな、自分でもよくわからねぇんだ」
早苗「妖しいですね、まさか妖怪では?」
ドウコク「そうかも知れねぇな だが、あいつは俺を慕っている」
ドウコク「俺がここにいる理由はそれだけで十分なんだよ」
~
霊夢「そう、じゃあ私達があんたをとっちめる理由も、お酒にありつくためで十分ね」
ドウコク「ハッハッハ! 面白い、それだけで十分だ」
早苗「では、相手をさせていただきます!」
ドウコク「おう、かかってこい! ……と、その前に聞きたいんだが」
霊夢「何よ、調子が狂うわね」
ドウコク「あいつは、大丈夫か?」
霊夢「あいつって、途中で出てきた巫女のことかしら」
早苗「私達が勝ったらすんなり通してくれましたよ もちろんなるべく安全に」
ドウコク「ならいい さて、もうすぐこの祭も終わりだ」
~
ドウコク「こんな俺のためにせっかく開いてくれたんだ、派手に盛り上げるとするか」
早苗「守矢神社の名にかけて、盛大な祭囃子を奏でてみませます!」
霊夢「そうね、あんたで穢い花火を上げてやるわ」
ドウコク「晴れないこの不満を、お前達で晴らさせてもらおう!」
~
~
~
魔理沙「たーまやー」
アリス「かーぎやー」
魔理沙「さて、ここの主役はいつまで主賓を待たせるんだ?」
???「随分と態度がでかい客だな、こっちは呼んでないのによ」
~
アリス「あんたがここの親玉ね」
ドウコク「いかにも、俺は血祭ドウコク、ここの長だ」
魔理沙「祭の主催者にしては縁起の悪い名前だな」
ドウコク「そうだな、お前らみたいなのが勝手に出てきちまった」
魔理沙「まぁそれはいい、早速だが一杯奢ってもらおうか」
アリス「いきなりそれ? もう終わりだってのにのんきなもんね」
魔理沙「終わりだからこそ派手に盛り上がるべきだろ?」
ドウコク「ハッハッハ! そうだな、盛り上げるべきだ、違いねぇ」
~
ドウコク「だがここまで来て、ただってわけにもいかねぇ、少しばかり付き合ってもらおうか」
魔理沙「そうだな、運動してからの一杯は格別だ」
アリス「結局戦うのね、どうして貴方はもっと頭を使って動けないの?」
魔理沙「おいおい、今回はあちらさんのお誘いだぜ」
ドウコク「そうだぜ、ノリが悪いな、ここまで来といて言いっこ無しだ」
魔理沙「気が合うな、じゃあ食前の運動と行くか」
~
ドウコク「花火を肴に祭の席で一杯、美味い酒になりそうだ」
魔理沙「ああ、派手な祭の後には極上の一杯が待ってるぜ」
アリス「まったく、どいつもこいつも」
ドウコク「晴れないこの渇きを、お前達で晴らさせてもらおう!」
~
~
小悪魔「わー、パチュリー様、花火ですよ花火」
パチェ「火薬と化学反応が見せる魔法ね、材料さえ揃えば再現は簡単よ」
小悪魔「もう、パチュリー様はロマンって物が判ってません」
パチェ「判る気もないわ」
小悪魔「そんなんだから……」
パチェ「何?」
小悪魔「いえ、何でもありません」
???「随分と楽しそうだな、もう祭は終わりだってのに」
~
小悪魔「これは、魔力でも妖力でも神力でも無い……まさか、モヂカラ!?」
パチェ「貴方があの子の主人ね、さっさと後片付けの準備を始めなさい」
???「つれないな、今日限りの祭だぜ?」
小悪魔「パチュリー様、この方からモヂカラを感じます!」
パチェ「知ったことじゃないわ、この迷惑な祭のせいでこっちは迷惑してるのよ」
パチェ「とりあえず、貴方が何者なのか聞かせてもらおうかしら」
ドウコク「俺は血祭ドウコク、あいつの長だ」
パチェ「あっそ、じゃあとりあえず後片付けを始めてもらうわよ」
ドウコク「おいおい、さっきからやめろやめろと、少しは楽しんだらどうだ、そこの娘みたいに」
小悪魔「あ、楽しませてもらってます」
パチェ「……私は早く帰って本を読みたいの」
ドウコク「ハッハッハ! 面白い奴だ、よし、俺を倒せたら好きにすればいい」
ドウコク「お前らが負けたらこの祭を最後まで続けさせてもらう」
パチェ「言われなくても無理矢理そうするつもりよ」
~
ドウコク「ふん、やれるものならやってみな あいつのためにも早々この祭は終わらせねぇ」
小悪魔「パチュリー様、後で大ちゃんと来てもいいですかね」
パチェ「消極的に祭を抜け出す方法は……」
ドウコク「晴れないこの怒りを、お前達で晴らさせてもらおう!」
~
~
小町「おー、綺麗な花火だねぇ」
妖夢「確かに綺麗ですが、今はそんな事を言っている場合じゃありませんよ」
小町「そうかい、気を張りすぎるのもよくないと思うけどね」
???「随分と寛いでいるじゃなぇか、だが祭はそうでなくちゃな」
~
妖夢「何者だ!」
???「人の家に乗り込んで何者だ、とは酷いんじゃないか?」
小町「こんなバカ騒ぎを起こしておいてその対応は酷いんじゃないか?」
???「ハッハッハ! それもそうだな」
ドウコク「俺は血祭ドウコク、この神社に住む者だ」
妖夢「貴方がこの騒ぎの元凶の元凶か」
ドウコク「そうだ、だが別に心配することじゃない、お前らも飲んで歌えばいい」
小町「ああ、あたいはそうさせてもらいたいね」
妖夢「小町さん、私達はこの異変を解決するという重大な使命があるのですよ!」
小町「あちらさんも楽しめって言ってるのに?」
ドウコク「俺はそっちがやりたいっていうならそっちでも歓迎だがな」
小町「やれやれ、どいつもこいつもチャンバラごっこが好きだねぇ」
~
ドウコク「この俺に刀を向けるとは面白い、祭の大一番を一緒に盛り上げようじゃねぇか」
小町「面倒な奴の相手をするはめになっちゃったなぁ ま、仕方ないか」
妖夢「天下御免の半人半霊、魂魄妖夢、参る!」
ドウコク「晴れないこの疼きを、お前達で晴らさせてもらおう!」

* コメント欄 [#t32e785f]
#comment()

IP:59.156.196.235 TIME:"2009-08-22 (土) 09:31:43" REFERER:"http://neneco.sakura.ne.jp/thames/index.php?cmd=edit&page=%A4%C3%A4%DD%A4%A4%C2%E8%C8%AC%C3%C6_%A5%E9%A5%B9%A5%DC%A5%B9_%CF%BB%C6%FC_SS&refer=%A4%C3%A4%DD%A4%A4%C2%E8%C8%AC%C3%C6_%A5%E9%A5%B9%A5%DC%A5%B9_%CF%BB%C6%FC" USER_AGENT:"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.648; .NET CLR 3.5.21022; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729; Sleipnir/2.8.5)"