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ディナルメルト

Last-modified: 2010-06-13 (日) 14:57:56 (5067d)

基本データ

僕○第98回

名前
ディナルメルト
身長
小さな女の子くらい(ただし、羽によって大きく見える)
種族
妖怪(元々は、女神であったが、神界を追放され妖怪となる)
肩書
否定と忘却の象徴
住居
常にさまよっているので不定
最初は、金髪であったが、後に、灰色に変化
黒色で、どこか虚ろな目。何を見ているのかはっきりしない(後に、左目は失う)
服装
ボロボロのワンピース
性格
気が小さく、大人しい性格で、いつも何かに怯えている様子
能力
自分の知り得たものに死を与える程度の能力
テーマ曲
交響詩“死と変容”作品24(R,シュトラウス)もしくは、“死の舞踏”s.126(F,リスト)
投稿者
豊竹屋

その他補足

「枯れた骨よ、主の言葉を聞け」
よく知られている通りに、スカイフィッシュは、その極めて特異な姿から、近代まで、「悪魔の使い」や「冥界からの使い」と思われてきた。
特に、神話などでは、「神々や英雄に破滅をもたらす者」とされてきた。
また、何処からともなく飛んできて、そのまま飛び続けるので、「永遠に彷徨える者」ともされてきた。
1995年に、スカイフィッシュが捕獲可能となってからは研究も進み、その生態も知られる様になったが、それまでは、まさに未知の生物であった。
(ただし、1995年以降、スカイフィッシュの乱獲が進み、2006年には、最後の一匹が確認され、それ以降は絶滅したと考えられている)
このディナルメルトも、そのモデルとなったのはスカイフィッシュと考えられている。


ディナルメルトは、「エクリテュールの神話」(作者、成立時期:不明)に出てくる女神の一人で、オーディンの九番目の子供である。
彼女は、神話の最後に、“死と創造について話”で「神々に黄昏をもたらし、世界に破滅と混沌をもたらす者」として出てくる。
この話は、まず、神界の主神・オーディンが不思議な夢を見るところから始まる。
その夢とは、「巨大な木の上にいる炎に包まれた鳥が、一匹の羽の生えた白い蛇を産み、その蛇がその木を食べつくす」というものであった。
しばらくして、オーディンの娘が生まれる。その子の肌は極めて白く、また、背中から大きな羽が生えていた。
彼女は、ディナルメルトと名付けられた。
ある日、策略の神であるローヴェルが、彼女に“ミーミルの泉”の水を飲めばよいとそそのかし、彼女はこの泉の水を飲んでしまう。
“ミーミルの泉”の水を飲んだ彼女であったが、父・オーディンの様に英知を授かることは無く、その変わりに左目と全ての知識を失ってしまう。
この事を知ったオーディンは激怒し、ローヴェルは神界から追放され、ディナルメルトはニヴルヘイムに幽閉されてしまう。
その後、彼女の左目は封印されるが、もはや神界に戻ることは出来ず、神格も失い妖怪とされてしまう。
九つの世界をそれぞれ彷徨った後に、もはや、自分の居場所は、この世界には無いのだと悟った彼女は、“ミーミルの泉”に身を投げる。
すると、泉の水は干上がり、彼女は、知識を渇望し世界を食らう怪物に変貌してしまう。
ロキは、オーディンに血によって濡れたグンニグルによってディナルメルトの胸を貫き、彼女を葬る。
そして、この炎は、全て世界を包み込んであらゆるものを燃やし尽くしてしまう。
(この話はあらすじだけでも長いので、話のあらすじをリンクに載せておきます。話の内容を知りたい人は参照してください)


この神話は有名な「北欧神話」とは全くの別物である。そのため、「北欧神話」に出てくるものだけが残り、あとは、全て忘れ去られてしまった。
また、このことによって、ディナルメルトが幻想郷に入ったかは不明である。

データ

補足
極めて長い「死と創造についての話」のあらすじ

第98回僕の考えたスカイフィッシュ娘 by豊竹屋.JPG

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