エノン・イルリヒト
Last-modified: 2010-05-02 (日) 00:57:00 (5070d)
基本データ
■僕○第89回
- 名前
- エノン・イルリヒト
- 身長
- 165cmくらい
- おっぱい
- 大きめ
- 種族
- 妖怪
- 肩書
- プァーゼンラウムの鬼火、もしくは、プァーゼンラウムの怪
- 住居
- 紅魔湖周辺
- 髪
- 黒の長髪
- 目
- 釣り目で、青色
- 服装
- 中世ヨーロッパの婦人服
(絵画などで、女神が着ているような服)
- 性格
- 陽気で、人に対して友好的であり、大のイタズラ好き
- 能力
- 霧を出す程度の能力
- 投稿者
- ごじ
その他補足
ドイツのプァーゼンラウム地方に、変わった「鬼火」についての話が遺されている。
そのひとつに、「霧の出た日には、鬼火が現れる」というものがある。
これは、“プァーゼンラウムの鬼火”といわれており、話は以下のとおりである。
「ある男が、山で仕事をしていると、霧が出てきた。
このままだと帰れなくなるので、急いで帰ろうとしたが、すぐに前が見えない程に霧が濃くなってしまった。
男が困り果てていると、遠くに明かりがあるのを見つけた。
周囲も暗くなり始めていたので、男は助かったと思い、明かりの方へと歩いていった。
しかし、いくら歩けども、明かりの下へたどり着くことは無く、
気付くと、そこは、山への入り口であった。
霧が晴れてきたので、周りの様子を確かめると、明かりらしいものは何も無かった。
ただ、かすかに笑い声が聞こえたので、男は怖くなって逃げた。」
この鬼火の正体が、この“エノン・イルリヒト”とされている。
プァーゼンラウムの鬼火以外にも、“プァーゼンラウムの怪”の正体がこの“エノン・イルリヒト”とも言われている。
プァーゼンラウムの怪とは、「河や湖で船に乗っていると、突然、霧が出てきて、まったく周りが見えなくなってしまう。
すると、花の香りがするので、不思議に思い、そちらの方を見ると、岩の上に女性が立っているのが見えた。
しかし、近付いてみると、そこには誰もいなかった。」というものである。
また、「船頭が、乗せたはずの無い女性を見つけたが、しばらくすると、霧と共に消えてしまった。」という話もある。
この妖怪は、多々良 小傘と同様に、人の“気持ち”を食べる妖怪である。
そのため、霧を出したり、自分の体を霧散させて、人々を驚かしていた。
しかし、照明灯の発達や輸送手段の変化により、驚く人がいなくなってしまった。
そのために、“プァーゼンラウムの鬼火”や“プァーゼンラウムの怪”は、人々から忘れ去られてしまった。
それに伴って、この妖怪は幻想郷入りしたと考えられる。
この妖怪は、水のある所を好むので、紅魔湖の周辺に住み着いたと考えられる。
紅魔湖が、一年中、霧に覆われているのは、このためである。
また、このエノン・イルリヒトは、大のイタズラ好きである。
そのため、紅魔湖に釣に着た者にいたずらをしたり、妖精たちにいたずらを教えたりしている。
ただ、エノン・イルリヒトは、いたずらをするだけで、基本的には無害な妖怪である。
森で迷ったりすると森の出口まで導いてくれるし、船が岩と激突しそうになると教えてくれる。
また、彼女は、自身の体を霧に変える事ができるので、攻撃されても、まったく攻撃受けることが無い。
そのため、彼女を退治しようとしても、すぐに霧になって逃げてしまうので、まったくの無駄である。
しかも、彼女は、スペルカードには興味が無いので、まったく相手にしない。
だから、博麗の巫女も、この妖怪を退治しようとはしない。
(ただし、東風谷の巫女は、どうか分からないが・・・)
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