蒸気機関式超大型高精度計算尺
Last-modified: 2010-05-23 (日) 13:05:34 (5049d)
基本データ
■僕○第95回
- 品名
- 蒸気機関式超大型高精度計算尺
- 分類
- アナログ計算機
- サイズ
- 幅 300m,奥行 50m,重量 500Kg
- 動力
- 河城式石炭燃料蒸気機関4機。地霊殿式核融合炉にも対応し、核融合炉を使用した場合は1機で駆動可能。
- 外観
- 超巨大な直線定規型の計算尺。
本体は、大型の3本のスケール(尺)。上下2本は固定されており、間に挟まれた中央のスケールは左右に稼働する。
スケールの上には、スケールに沿って移動するカーソルボックス。
計算尺の奥がわ中央付近には、2機×2セットの蒸気機関。
手前側中央には、船の操舵輪に似た2機のハンドルがある。
- 機能
- 乗除算、べき乗、三角関数、指数・対数計算をする程度の機能。
- 投稿者
- neneco
その他補足
早苗さんから巨大ロボ製作の話を持ちかけられたにとりが、巨大ロボ設計のために、高精度で複雑な計算を行うために作り上げた、超巨大計算機。
通常の計算尺の、実に1000倍もの計算精度を誇る。
巨大でありながらも滑らかで精密な駆動と、摩耗に耐えられる強度が求められるため、本体となる尺には微細な炭素繊維とガラス質を混合した新素材を採用。
素材は安定した高温高圧の炉で作る必要があるため、地霊殿の協力を得て完成した。動力が地霊殿式核融合炉に対応しているのはこのため。
本体は、固定された2本のスケールと、その間に挟まれた稼働するスケール、スケールの上を移動するカーソルボックスで構成される。
計算の時は、中央のスケールとカーソルを動かす必要があるが、巨大で重量があるため、鬼の怪力でもなければ手で動かすことは不可能。
そのため、中尺とカーソルを動かすために、それぞれ2機ずつの蒸気機関が接続されている。
中尺とカーソルの移動には、船の操舵輪に似た2機のハンドルを使用する。
左のハンドルで中尺を動かし、右のハンドルでカーソルを動かす。
このハンドルはパワーステアリングのようになっており、早く回すと高速で尺やカーソルが動き、ゆっくり回すことで精度の高い移動をすることができる。
これにより、高精度で複雑な計算を、高速に行うことが可能となった。
中尺を左右に移動させる仕組みのため、使用するには全長の倍にあたる、幅600mの空間が必要。さらに、蒸気機関のために大量の水を使用するため、運用できる場所の確保が難しい。
主燃料に石炭を使用しているため、粉じんを大量に含む有害煙が発生するが、高性能な排煙処理装置を装備しているため、煙に含まれるのは基本的に水蒸気のみである。
また、集塵装置で集めた石炭灰は、セメントの材料などに再利用する。
核融合炉を使用した場合は、当然ながら有害な排煙は発生しない。なお、地霊殿式核融合炉を接続した場合も、発生した熱を利用した蒸気機関駆動(お湯を沸かすだけ)であることは変わらない。
おまけ補足
通常流通している計算尺のサイズは25cmくらいで、有効桁数は3桁ほど。
アポロ計画のロケットや軌道の計算、原子炉の設計に十分な役割を果たした実績があるので、巨大ロボットくらいなら通常サイズの計算尺で十分足りるハズ。
すでに生産が終了した、マイナーな趣味の文具。
だったが、アニメ「化物語」BD・DVD第1巻に収録されていたキャラクターコメンタリーで、戦場ヶ原ひたぎが「欲しい文具」としてあげたことで急に注目を浴びた。
そして、BD・DVDが発売された週の週末、丸善で計算尺の取扱い開始を確認。恐るべき丸善のアンテナの高さである。
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