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第9回SS部門_こぁパチェ

Last-modified: 2009-06-14 (日) 19:54:21 (5429d)

SS本文

妖怪の山の小悪魔(第一回神音さんのこぁ)
池谷 黄桜(第三回神音さんの河童)




本編


「自警団の奴ら本当にしつこいのな」
「さて、封印も解けたことだし一暴れといくかねぇ」
そこまで言って、黄桜は不敵な笑みを浮かべた。


「えーっと、この巻物はここで…」
小悪魔は天狗の書庫の整理をしていた。
「おおっとぉ…これは弄り甲斐のありそうな娘がいるねえ」
黄桜の足元から触手上の水がゆっくりと小悪魔に向かっていく。
「えと…ひゃん!?」
突然太股の辺りにぬるっとしたものがあたり、ビクッと体が跳ねる小悪魔。
「な、何これ…誰かいませ…ングッ!?」
助けを呼ぼうとした口を触手で塞がれる。
「助けを呼ばれると困るんだよねぇ」
黄桜が姿を現す。
「だーいじょうぶ、きっと気に入るよ〜?」
ニヤニヤと触手で縛られている小悪魔を見る黄桜。
「気に入るって何ですかー!?やめてくださいよぉ!」
涙目になり黄桜を見る小悪魔。
「いやー長い事封印されてたから力が暴走しちゃってね」
けらけら笑いながら話す黄桜。
「力の発散に付き合って欲しいんだ」
「嫌ならずっとそこでぬめぬめしてる事になるけど…」
「嫌ーっ!?」
「…わかりましたよぉ」
小悪魔は渋々了承せざるを得なかった。
「お、話がわかるねえ!そうだねえ…何するか聞きたい?」
「うう…ハイ…」
「暴れっぱなしのキューカンバーが暴発しそうで…」
当然のようにさらっと言ってのける黄桜。
「い、嫌ですよぉっ!?離して下さい!」
それを聞いて必死にもがく小悪魔。
「んぅっ…」
しかし、もがくほど触手は強力に小悪魔の体に食い込む。
「おーおー、胸を締めつけてエロいエロい」
楽しそうにその様子を眺める黄桜。
「やっ…あうっ…」
体中をきつく締め上げられ辛そうな声を上げる小悪魔。
「優しくするから私に任せときなさいって〜」
不気味な笑みを浮かべて小悪魔に近寄る黄桜。
「い、嫌ーっ!!」


全年齢用にR18な内容があると思うか?
そんなものは無い(けーね先生)
「歴史喰い」


「うう…もうお嫁にいけませんよぉ…」
ひどい一日になった小悪魔でした。


本編終わり(以下どーでもいい後日談なので番外編扱い)


「本当にあの時はなんてことしてくれたんですか!!」
「あっはっは、怒らないでよ〜お詫びにコレあげるからさ」
紙を取り出す黄桜。
「何ですかこれ?」
「麓の甘味処の招待券、私は使わないし」
「待て!お尋ね者河童の黄桜!!」
「やっば、見回りの天狗部隊じゃない!じゃあね、かわい子ちゃん!!いずれまた会おう!!」
黄桜は水に溶けるように姿を消した。
「もう勘弁してください…それに、こんなんじゃ全然割に合いませんよぉ」
甘味処の招待券を握り締めて、やるせない気持ちでいっぱいの小悪魔なのであった。

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