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第9回SS部門_天人昴

Last-modified: 2009-06-15 (月) 19:20:26 (5422d)

SS本文

 登場人物


・kud氏、第二回投稿作品、門番隊員『ウェン
 紅魔館の門番隊員、気及び魔力などを結晶化させ武器に出来る


・神音天氏、第三回投稿作品、河童『池谷 黄桜』
 エロ河童、指名手配中


初心者氏、第七回投稿作品、あんみつ屋姉妹『姉 すみれ 妹 さっちゃん』
 あんみつ屋の看板娘、妖精の姉妹


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本編




 ここは人里の甘味処、今日もすみれとさっ
ちゃんは元気に働いていた。
 そこへ一人の少女が入ってくる。
「んふふふ……み〜つけた」
 少女、池谷黄桜が不気味に笑うと、背中の
ランドセルから機械の手が現れ、盆を運んで
いた姉妹を捕まえた。
「きゃあ、何よコレ!」
「誰か、助けてー!」
 姉妹の悲鳴に店中の視線が集まる。
「おっと、二人が大事なら全員動くな。でな
いと、二度と会えなくなるよ」
 姉妹を捕まえた黄桜は、ゆっくりと店を後
にしていく。
「んへへへ……あんたたち姉妹は、前から目
をつけてたんだ。たっぷり可愛がってあげる
からね」
 舌舐めずりする黄桜の姿に姉妹は青ざめ、
ガタガタと震えた。
「そこまでだ!」
 店を出た瞬間、機械の手が切断され、拘束
の解かれた姉妹は尻もちをついた。
「だ、誰だ、お前は!」
 気の刃を手にした女性が、姉妹を守るよう
に黄桜の前に現れる。
「通りすがりの警備協力員だ。覚えておけ」
「くそ、見張られてたのか。けど、諦めた訳
じゃ無いからな!」
 黄桜は玉を取り出すと地面に叩きつける。
玉から緑の煙が吹き出し黄桜は姿を消した。
「逃げたか……二人とも怪我は無い?」
「助かりました、ウェンさん」
「ありがとうございました」
 二人の無事を確認するとウェンは気の刃を
消し笑みを浮かべた。
 人里の警備協力に来ていたウェンの活躍に
より、池谷黄桜の妖精姉妹拉致監禁凌辱計画
は失敗に終わったのだった。
 その後ウェンは姉妹からお礼として、特製
のあんみつを御馳走になったとか。




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※この作品、実はBADエンド版も書いたのですが、内容が大きなお友達向けなので封印してあります。
大佐さんとふとしさん、投稿者の方々の許可がいただければアップしようと思ってます。

データ

SS
BADエンド版(パス付)

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