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第9回SS部門_神音将軍

Last-modified: 2009-06-14 (日) 19:51:25 (5420d)

SS本文

華山アムレンシス:紅魔館洗濯部員・幽霊・主に血のシミを出したり消したりする程度の能力。
【Mr.ブラウン氏投稿】
ビーネ: 紅魔門番隊日勤部隊・妖精・小さな破裂音を作り出す程度の能力
【涼名さん投稿】
名無しのわんこ:紅魔館門番隊・わんこ妖怪・元気が空回りする程度の能力(←将軍解釈)
ゐなばさん投稿】




状況説明:華山アムレンシス(以下:アム)は空いた時間に人里に行き、
趣味の辻シミ抜きを行い大いに感謝され、お礼の甘味で小腹を満たした後、帰宅の徒についていた…


以下本文↓




アムが人里でのシミ抜き営業を終え紅魔館へと帰る途中。
見知った顔が沈痛な面持ちで道にへたり込んでいた。
「うぅ〜どうしよう…」
「やっぱり自分達にはムリっスよ〜」
「門番隊の子達じゃないですか。こんな所でどうしたんですか?」
「あ、あなたは洗濯部の」
「うぅ…帰りたくても帰れないのー!」
突然泣き出すビーネ
近くで見ると二人は泥だらけのすり傷だらけだった。
「もしかして服を汚しちゃって帰り辛いのかな?大丈夫よ、それくらいなら…」
「違うんス、自分達血ダルマになりたいんス!」
「…はい?」

「まだ帰ってこない…大丈夫かな…」
紅魔館の門の前で美鈴はそわそわと隊員の帰りを待っていた。
美鈴は背後の門を仰ぎ見る。
今この門には『返り血を浴びていないと門に拒まれる』と言う呪術がかけられていた。
レミリアが門番隊を鍛え直す為にとかけた物で、皆、問答無用で締め出されてしまった。
大半の隊員は自力でクリアした物の戦闘の苦手な子達が数人帰って来ていなかった。
「怪我してないといいんだけど…あ!」
夕日の向こうに見えた人影に安堵の声を漏らす美鈴。
「良かった。皆、おかえー…え゛」
そして絶句。なんと帰ってきた二人の姿は全身返り血で真っ赤だった。
「ただいまっスー!」
「あーお腹減ったー」
余裕で門をくぐる二人を美鈴はただ口を開けて見送っていた。

「アムさん!ただいまっスー!」
「おかえりなさい。ちゃんと通れたみたいですね」
「アムさんのおかげー♪」
「ふふ、じゃあそれは消しちゃいますね。気持ち悪かったでしょう?」
アムが手をかざすと血は跡形も無く消えてしまった。
「やっぱり洗濯物が綺麗だと幸せな気持ちになりますねー♪」
などと笑顔でのたまう元・血の悪霊であった。

その頃、二人のおかげでハードルが上がってしまい中途半端な返り血の美鈴が門に拒否られ挟まれたと言う事は言うまでも無い。




本文ここまで↑


『ゲート・オブ・ブラッディバインド』…終了




後書き:原稿の片手間で書いたので正直余りお話練れませんでした。てかまたニクネタかよw
あの時アムさんがいればアシュラマンは死なずにすんだのに…。
てか他の方々の作品を覗いてみて、黄桜の出現率の高さに嫉妬した。
俺でさえ躊躇してたって言うのにwチクショウ!いいこちゃんしてたのがバカみたいだ!
次はえろいの書いてやるー!

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